新年にあたって
「希望の”ありか”をさぐるインタビュー」という広告に惹かれ、『希望』(旬報社)という本を読み始めました。 東日本大震災関連の5人の方含め、有名無名47人のインタビュー集です。編者は、北海道警察の裏金問題報道で、取材班代表として新聞協会賞などを受賞した高田昌幸氏。 著者は「あとがき」で、「『希望』は、それぞれの人が積み重ねてきた長い長い時間とそれを語る言葉のなかに、あるいは今後積み重ねる未来の時間とそれを語る言葉のなかに、目立たないかたちで潜んでいるに違いない」からこそ、「どんなにささやかであっても、どんなに泥にまみれていても、そして目の前から消え去ったように感じても、そう簡単に『希望』はなくならないのではないか」と記します。「ありきたりの日々の積み重ねの中にこそ、『真実』があるのではないか」と「まえがき」で語る著者らしい。 日本共産党の89年の歴史は、国民の暮らしのなかに根をおろし、希望をはぐくみあってきた歴史ではないかとも思います。さあ、今年は党創立90周年の節目の年。多くの国民とともに、希望をはぐくみあいながら、総選挙・参議院選挙での反転攻勢へ。