3月11日、地震が起きました。とにかく、私は千葉にいる大好きな伯父にメール。
伯父の一家(従姉妹も含めて)の無事を確認しました。伯父は何ともうボランティアを
始めていました。
そして、その日我が家では、相方の帰りが遅かったため(新聞社なので)、
明日からの旅行が気がかりになりました。
しかし、旅行会社からの中止連絡がないまま、母と後ろ髪を引かれる思いで、土曜の朝、
家を出ました。関空行きの電車も気になりました。もし、走ってなかったら母を連れて
別ルートを考えなければいけません。
JR予定通り、運行。
空港着く。
しかし、やはり出発時間が1時間も遅れました。
何か、心がもやもやするなか、ツアーのメンバーもみんな同じ思いで飛行機に乗り込み
現地に入りました。なかには、娘さんが長野にいるという人もいましたよ。
とにかく、今回のツアーは『パワーアップ』なので、私たちは離れた場所で祈るしか
ありません。
ホテルでもずっとNHKのニュースをみていました。
でも、帰ってきて、相方に日本の状況を聞き、温度差を感じました。
正直、かなり遅れてます。
そして、こうして書きながらアタマの整理をしています。
旅行について。
今回の旅行は母からの提案でした。
いつも聞いているラジオ大阪主催の『パワースポット巡り』の旅です。
80名募集だったそうですが、最終68名になったみたいです。
来られていた方々は、女性同士、親子(母娘)、ご夫婦。最高は81歳のご夫婦の方も
いらっしゃいました。
主役のパーソナリティは高岡さんと、中西さん。母は高岡さんを娘のように思うらしく
普段からもよく私にラジオの様子を伝えてくれていました。
中西さんは朝の担当で、お上品で優しい物腰。。だから癒されるそうです。
それ位の前情報をもち、参加しました。
さぁ、1日目。
まずは街中にあり、香港の方も朝お参りに行くという道明寺院、黄大仙(ウォンタイシン)へ。別名「占い寺」とも言われていて多くの占い師がいらっしゃるそうです。
しっかりと「上昇運」を願ってきました。
夜は専用の船にのり水上レストラン『ジャンボ・キングダム』(珍寶王國)で海鮮料理。
一応、高級レストランだそうですが、値段にネオン代が入っている?とか。
なので差し引くと料理代は・・・。
その後、ビクトリアピークへ行き夜景を見にいきました。
ちなみに『100万ドルの夜景』という言葉がありますが、この言葉は神戸の夜景の電気代を当時の米ドルで換算するとおおよそ百万ドルだったらしくそのような言葉が生まれ、のちに香港の夜景も同じように呼ばれるようになったとか。。
しかし、残念ながらこの日は85万ドルくらい。靄がかかっていてあまりキレイには見えませんでした。
というのは、この季節は晴れていても靄が多いとのことです(12月が一番空気が澄んでいるらしい)。
二日目。
6時半に宿泊ホテルの屋上(42階)へ行き太極拳(四大流派の一つ鄭式)を講師の方(日本人の方で香港へ移住)指導のもと、体験。
朝の日の出とともに「なんちゃって」太極拳を初めてやりました。
そして、ランタオ島にある『ハート・スートラ』へ(ロープウェイだと待ち時間が長いためバスを乗り換えバスにて付近まで。ちょっとしたハイキングコースを歩くと、自然のなかにぽつんと存在するスポット)。
ここには38本の木柱にお経(般若心経)が彫りこまれていて無限大、八の字のそって立てらていています。
頂上にある1本だけ何も書いてないそうです。
そんな神秘的な空間に身を置きました。
私が感じたのは山の向こうから顔を出した太陽。ここから一気に『気』がこの空間に流れ込んでいるのではないかと。
そこでしばらくぼーっとして、ポーリン寺(寶蓮禅寺)に。
300段近い?階段を登り、頂上に聳える大仏様とご対面。
高さが34mあるという巨大大仏様の迫力に圧倒され、その周りを1周して降りてきました。
お昼は飲茶「好彩海鮮酒家」。
お腹いっぱいになったところで、私は観たことがありませんが映画「慕情」の舞台となった海岸「レパルスベイ」へ行きました。
はいここには、お金持ちになれる神様と、長生きできる橋、そして良縁の石などがあり、みんなガッツリ拝んできました。
なかでもお金持ちになれる神様のところでは、儀式があり、神様を上から触って、腰付近にあるお財布のさわり、すぐにその手をポケットに入れると、お金持ちになれるそうです(なので、日本に帰ったらすぐに宝くじを買うといいと言われました)。
夜は「スターフェリー」に乗り、「映月桜」で広東料理を。この建物からでも「シンフォニー・オブ・ライツ」を見ることができましたが下に降りてライブで光のショーを楽しみました。
その興奮も冷めないまま、オープントップバス(天井なし)の2階に乗りこみ、香港の夜の街並みを周遊しました。
すれ違う車すれすれ、まるでジェットコースターのような迫力で車が走行して、たどり着いたのが「女人街」。雑貨や洋服などのお店がいっぱい立ち並ぶのですが余りの怪しさにビビりまくり。
というのは、添乗員さんが「スリのメッカ。かつお店の上にはマンション、ビルがあります。連れ込まれてしまうと2度と帰れません。
それから街の風景が似ているから集合場所はよく覚えておくように」と言われ、こじんまり周回して(何せ方向音痴の私には冒険すぎます)
集合場所に戻ると半分位の人が戻っていました。予想通り、一人の方が逸れてしまいちょっとした騒動になりました。でもその方無事生還。
三日目。
アベニューオブスターズへ。
海沿いの遊歩道につくられたブルースリー像や香港スターの手型があるところです。
そして、唯一の買い物タイム。シルクのお店と翡翠工房へ行きました。
翡翠は香港では『母から娘へ贈るという習慣がある』と聞いていたので私はネックレス、母は指輪(これはのちに戴くので)を購入しました。ちなみに翡翠は健康up。だけどそれ以外にも金運、全ての運にいいそうです。
シルクのお店では香港ドル使い切り!!のためいっぱい買わせていただきました。
最初に説明する女性(この方も実は日本人)が登場したのですが、まぁお話が上手いこと! ジャパネットのたかた級でラジオ大阪の「スポットに使おうか」と言われたほどセールス上手でした。
最後は日本人がお馴染みの四川料理「四川桜」へ。
あっこのお店が入ったビルには日本の芸能人(美川憲一とか黒柳徹子とか...)御用達?の生地屋さんがありましたよ(余談)。
と、盛りだくさんであっという間?の3日間でした。帰ってきたら、友達からメールや電話をいただきました。相方も「ちゃんと予定通りに帰ってきてくれたことが何よりもお土産」だと言われました。みんな心配かけてごめんなさい。
だけど、一旦外に出たことによって、日本の今のポジションがよくわかりました。
香港でいっぱいゲットしてきた『気』を、活用しま~すvv