ふらっとア・ラ・カルト。
舞浜に足を運ぶのは3週間ぶりになる夫とともに、特にこれといった計画もたてずディズニーシーに行ってきました。午前中は用事があったため、車で舞浜に到着したのは12:30ちょっと前ころでした。首都高速からリゾート内に入ると、ディズニーランドが入園制限中(当日券販売を一時見合わせ)している旨の看板があちこちに見られました。人気のハロウィンイベントももう終わりに近づき、この週末もやはりランドの方は混雑しているようでした。ディズニーシーのパーク至近の立体駐車場はこの時間(12:30頃)既に満車となっていて、私達が車を停めることができたのはR7立体駐車場の3階でした。(R7では、シーの入園ゲート方向までデッキで直接つながっている3階から順に車を誘導するようです。)私達がシーの入園ゲートを入ったのは12:40過ぎ頃でしたが、ゲートの前もエントランス付近も特に混雑しているふうでもなく、週末にしてはかなりゆとりのある雰囲気でした。今日の私達は、こちらももう終盤にさしかかったスペシャルイベント「ディズニー・ア・ラ・カルト」をのんびり楽しもうと思ってシーにやってきたのですが、これくらいのゆったりした混み具合ならば何の計画も立てずにふら~っとやってきてもじゅうぶん楽しめそうな気がしました。私達はとりあえずゴンドラ乗り場の前を抜け、ブロードウェイミュージックシアターへと向かいました。ちょうど本日一回目の「ビッグバンドビート」の公演が終わって二回目の13:45からの回の待ち列が伸び始めたところで(12:50頃)私達が並んだのは先頭から200~300人目くらいかな、といったところでしたが、入場後は中央ブロックに難なく席を確保できました。このところ週末も仕事ということが続いていた夫も、3週間ぶりになる「ビッグバンドビート」鑑賞で一気に休日モードに頭が切り替わったようでした。ショー終了後はシアター前のウォーターフロントパークへ行って、大道芸を見ました。実は先日ひとりでシーに来た時、ウォーターフロントパークにひっきりなしに現れる様々なカテゴリーの大道芸人の皆さんの芸を見て「もっともっといっぱい、もっともっと続きを見たい~」と私は思ってしまったのです。今日のウォーターフロントパークでは、以前のシーのスペシャルイベントでも活躍なさっていたジャグラーさんや、信じられないような曲芸の方々が次々と公園内のあちこちに同時多発的に登場して、どなたの芸を見ればよいのか迷うほどでしたよ。14:30過ぎになると公園内での大道芸の波がいったん収まったので、私達は「レジェンド・オブ・ミシカ」開催中のハーバーをかすめてミラコスタ通りを抜け、「フォトグラフィカ」へ行ってデジタルカメラプリントをお願いしました。時刻は14:45頃でしたが、お店のプリントの受け付け機前には列は無く、待ち時間もありませんでした。プリントの注文を終えた後はウォーターフロントパークへ戻り、夫は「リバティランディング・ダイナー」で購入したすしロールをかじりながら、私達はまた再び大道芸を見ました。ウォーターフロントパークでの大道芸披露は一応今回のイベントの一環で行われている催しなので10月いっぱいで終了してしまうようですが、シーにぴったりの企画だったと思いますし、私としては今後も別の形でもよいですから継続していただきたいなあ、と思いました。(普段からシーでは園内のあちこちで様々なアトモスフィアエンターテイメントが行われていますけれどね~。)ウォーターフロントパークでの大道芸は、その後16:30頃まで(日没まで?)続いていました。私達は大道芸人さんが現れなくなっても「まだ何かあるんじゃないかな」と思ってしばらく公園内にとどまっていましたが、やがてキャストさん達がステージや小道具などを撤収し始めたので、公園を出て夫の発案どおり「何かを食べに」向かうことにしました。さて、久しぶりにシーに来た夫は公園を出てからずーっと「・・ルーベンホットサンドにするかテディ・ルーズヴェルトラウンジに行くか、それともカナレットでピッツァ食うか・・・」と散々食べ物に関する妄想を繰り広げていましたが(よほどお腹が空いていたらしいです)、最終的に「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」でリガトーニを食べることに決心し、私達はメディテレーニアンハーバーへ出て対岸までの道をのんびり歩きました。お店に着くと、普段は生ビールやグラスワインやボトルのハウスワインなどしか扱っていないアルコール販売ワゴンに、「・・ア・ラ・カルト」期間中限定で数種のボトルワインやおつまみ(チーズ盛り合わせなど)があるのが見えました。こちらに置いてあるボトルワインでも「ワインメダル」がいただける、とのことだったので、私はこちらのワゴンでひとりで飲みきれるようにと度数の低いスパークリングワインのハーフボトルとおつまみを購入することにしました。夫の方はまっすぐ注文カウンターに行って「リガトーニ」と「ピッツァ」などを購入していました。注文の品が全部揃うのを待って、私達はお店の2階のハーバー側のテラス席へ行って大好きなプロメテウス火山を近くに見ながら、大人のおやつ(?)をいただきました。嬉しいことに、スパークリングワインには氷のたっぷり入ったワインクーラーを付けてくださったので(通常こちらのようなカウンターサービスのお店では、ボトルの白ワインをお願いしてもワインクーラーはついてこないことが殆どです)、かなり甘口のものでしたが美味しくいただくことができました。秋の夕刻のテラスで、火山を眺めながらよーく冷えたスパークリングワインをいただけて。・・・これでグラスがプラスチックじゃなかったら最高なのに・・・と、私はちょっと贅沢なわがままも言ってみたくなりましたよ~。日が落ちてあたりがほの暗くなったころ、私達はお店を出て再びアメリカンウォーターフロントパーク方面に向かい、ビッグバンドビートの本日最終回の待ち列に並びました。時刻は17:30ちょっと前頃。並べたのは先頭から100人め前後だったと思いますが、私達にとってはじゅうぶんな位置で入場してからも満足できる席につくことができ、今日もたくさん楽しませていただきましたよ~。ショー終了後は「フォトグラフィカ」へ行って出来上がったプリントを受け取りました。(19:30ころ。ほぼ待ち無しでした。)その後はハーバーへ戻って「ブラヴィッシーモ!」の観賞場所を探しました。時刻は19:40くらいだったと思いますが、ハーバー沿いの条件の良い場所の最前列はほぼ埋まっていたので、私達は今日はショーをやや後方から観る感じになるポンテヴェッキオの上のポートディスカバリー寄りの場所から眺めることにしました。(ここならば最前列にあたる場所がまだ空いていたのです。)20:05になって始まったショーは(体感では多少風があったような気がしたのですが)完璧版にかなり近い内容だったように思います。「ブラヴィッシーモ!」終了後は、ケープコッド方面へ続く階段を下りて20:40の「ケープコッド・ステップアウト」を観にいきました。水上ステージ前に着いたのは20:30の花火が始まるちょっと前でしたが、土曜だというのにまだ手すり沿いの最前列があいていたので、私達はそこに滑り込ませていただきました。「・・・ステップアウト」は音楽とダンスのみのショーでキャラクターが出るわけでもなく、特に大きな仕掛けがあるわけでもないのですが、なぜか印象に残ってしまう不思議なショーです。その「のどかさ」があまりにも自然にケープコッドの風景になじんでしまっているからかもしれないですね~。ショーが終わると、時刻はもう21:00近くになっていました。私達は「アーントペグズ・ヴィレッジストア」前の停留所からビッグシティヴィークルに乗って(8人ほどが並んでいたので一台待ちました)「マクダックス・プラザ」まで戻り、帰る前にハーバー周辺のショップを覗きました。閉園まであと30分ほどとなっていましたが、土曜の夜にしてはそんなにひどく混雑しているふうでもありませんでした。シーのゲートを出て、R7駐車場に停めた車に戻りついたのは21:50くらいでした。駐車場を出た私達は、今日のディズニーランドが入場制限になるほど混んでいたということも考えて、リゾート内渋滞を避けるためいつもの舞浜インターではなく浦安インターから首都高速道路に入ることにしました。浦安インターに向かう道路も、そこから乗った首都高も、今日はなんだか信じられないくらい空いていました。車中で私はふと、「あ、『・・ア・ラ・カルト』期間中にはもうゆっくりシーには行けないかもしれないんだ・・・」ということに気がつきました。この後の週末はしばらく、夫も私も忙しくなりそうなのです。でもいいや。言い方が変かもしれないけど「ディズニー・ア・ラ・カルト」は普段のディズニーシーの姿そのものだったんだもの。そう思うと不思議と簡単に納得し、満足してしまう私なのでした。◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇