カテゴリ:【ディズニーシー】or【・・・シー+α】
![]() 2001年の開園以来、シーのパーク全域でハロウィーンのイベントがとり行われるのは今年が初めてのこととなります。 今日は予めホテルミラコスタ内「オチェーアノ」に昼食の遅い時間帯のPS予約を入れてあり、ワインもいただくつもりだったので、夫と二人で電車を利用して出かけてきました。 小雨降るJR舞浜駅におり立ったのは12:30を過ぎた頃でした。 私達はリゾートラインに乗ってシーに向かいましたが、途中通りかかったウェルカムセンターの入口付近など舞浜駅前には「TDRハロウィーン開催中」を謳ったディスプレイなどが多く目につき、それを見た夫は 「ああ。今年はシーでもハロウィーンイベントを始めたから、東京ディズニーリゾート全体で『ハロウィーン』やってます っていう表記ができるんだね~。」 と、納得したような顔をしてつぶやいていました。 ディズニーシーステーションに着き、シーのゲートを入ったのは13:00くらいでした。 先週来た時にはまだ何の飾りも無かったミラコスタ通り入口にはイベント開催時恒例の飾りつけが施されていました。 ![]() 「HALLOWEEN」という英字ロゴの下には「2009」という年の表記もあり、来年以降もこのイベントはきっと続いていくのだなーと、私は漠然と思いました。 通りを抜けると、ハーバーに立つ街灯もそれぞれオレンジのハロウィーンカラーで彩られ、ミッキーフェイスのような耳のついた黄金のマスクが添えられていました。 この時間、雨はまだ完全には止んでいませんでしたが「ピアッツァトポリーノ」には13:10からの「マスカレード・グリーティング」を待っていると思われるゲストが立錐の余地もないくらいびっしりと立っていたので(本日は雨模様のため全て立ち見で行われたようです)、ハーバーの凝ったデコレーションをじっくりと眺めることはできませんでしたが、ざーっと見たところ、例年ジャック・オー・ランタンなどを多用してユーモラスに仕上げているディズニーランドの飾り付けとは違った道をシーは行こうとしているのだなあ ということだけはよく判りましたよ。 特になんと言っても目立つのは、あちこちにいろいろな形で使われている 中世ヨーロッパの仮面舞踏会の参加者が身に着けていたような顔を覆う「マスク」。 若い方はこれをお洒落だと感じるのかもしれませんが、私としてはそれらのマスクはどれをとってもその後ろに人の顔の気配を感じてしまって、少々不気味な印象を受けてしまいました。 ![]() ![]() さて。 ディズニーシー初のハロウィーンイベント期間中、アメリカンウォーターフロントにある「ウォーターフロントパーク」の特設ステージでは「ミステリアス・マスカレード」というスペシャルショーが一日4回上演されますが、今回このショーを鑑賞するためには座席指定(立ち見の場合はエリア指定)の鑑賞券が必要となります。 そしてその鑑賞券は、メディテレーニアンハーバーに以前からあった施設を改装して新たに設置された「ビリエッテリーア」という場所で抽選をし、当選できたゲストにのみ配布されることになっています。 ショーは一日4公演ですが抽選に臨む際にはそのうち一公演を選ばなければならず、チャンスは一日一回ですから、当選できなければその日はショーを鑑賞することができなくなってしまいます。 当選できなければ観られない とあらば、とにかくまずは抽選に挑まなければなりません。 というわけで私達は、ゴンドリエスナックの先にある 抽選所「ビリエッテリーア」に行ってみました。 時刻は13:15頃。 ビリエッテリーアの前には数十人の列ができていて、抽選までには5~10分ほどの待ち時間が発生していました。 ![]() この「期間限定ショー鑑賞席の抽選制度」というのは、お隣のディズニーランドではもう何年も前から行われているTDRのファンの皆さんにとってはお馴染みの制度ですが、舞浜のディズニーパークといえば殆どシーにしか入園しない私達にとっては全くの「新制度」のようなものです。 TDRのオフィシャルサイトその他では、この秋のシーのイベントを 「はじめまして 東京ディズニーシーのハロウィーン」 というキャッチフレーズで盛んに宣伝しています。 が、私達のようにこれまで「ゆったりのどかなシーでのんびりマイペースで過ごす」ことを楽しみにしてきた者にしてみれば、ハロウィーンというイベントそのものに「初めまして」と挨拶するというよりは、今まではシーでは必要ないだろうとされてきた「抽選制度」という魔物や 人気イベントが連れてきた「喧騒」という名の怪物に対して有無を言わせず挨拶させられているような、そんな戸惑いを感じずにはいられないのが正直なところです。 今日の13:00過ぎのピアッツァトポリーノの 経験豊富なキャストさんでも捌ききれないようなあの混雑や、抽選所「ビリエッテリーア」から「ハズレ~・・」「アッタリイィィー!」と奇声をあげながら出てくるゲストの姿は、今までのシーではあまり感じたことのない ある種マイナスな空気を纏ったもののように 私には感じられました。 それは数年前のクリスマスイベントの時期にショー鑑賞整理券が先着順で配布されていた時の早朝、全力で駆けたあと咳き込みながら長い列を作っていた あのゲストの皆さんの辛そうな姿を私に一瞬思い起こさせたりもしました。 この不思議な居心地の悪さはなんだろう? ああ。 このマイナスな空気が、日が経つにつれて少しずつ薄まっていきますように。 さもなくば、私がこの空気に早く慣れてなんにも感じなくなって 賑やかで楽しい!と思えるようになりますように。 そんなことをいろいろと考えながら、意外に重厚なつくりの抽選所に入って機械の前まで進み、抽選ボタンに触れてみましたが結果は「ごめんなさい」。 ![]() ![]() これで私達は今日は「ミステリアス・マスカレード」のショーは鑑賞できないことが決定したわけですが、ごめんなさい って謝られてもなあ・・・。 もっと他にも楽しいことはあるよ って気の利いた励まし方はできないものかねえ・・ なんて 機械に少々八つ当たりしながら、私達はビリエッテリーアを出たのでした。 それから私達は、グリーティングが終わって混雑状況がさきほどよりは少し「マシ」になったピアッツァトポリーノへ戻ってハロウィーンのデコレーションを眺めつつ時間を過ごし、その後「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からホテルミラコスタに入館してレストラン「オチェーアノ」へと向かいました。 (その2 に つづく・・・) ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。 利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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