カテゴリ:ゲーム
今でも、対戦格闘に力を注いでいる人の半分は、 確実に我々、格闘ブームに格ゲーをやっていた世代であろう。
そして、ここ10年来のゲームには、ランク・段位なるものがあり、 少しは格ゲーを触ったものなら、 上手かれ、下手かれ、自分がどれくらいいけるものか非常に興味がわく。
かく言う私も、約8年前、鉄拳5に飛び付いた。 様変わりしたシステムを理解したかったのもあるが、 固有技をぶっ放して、どれだけ当るかって程度のゲーム、鉄拳。 そうたかをくくっていた。 少し覚えれば、勝てないことはなかろう。 格ゲー歴からいっても、僕が勝てないはずはない。
500戦をこなしても、勝てる気配すらなかった。 段位も、初段~二段だった。 簡単に言うと、2~3連勝して、2~3連敗していると、 まったく段位は上がっていかないのである。
だいたい5000戦試合を目途に、戦士は開眼していくものだと 言われているし、それを目標に頑張るくらいしかモチベが保てないというのもある。
ゲーセンで、5000戦試合したとして、全敗したとしたら、5000試合こなすのに 1クレ100円としたら、500,000円。 そう、50万円もかかるのだ。 マスタークラスになると(急にスト4の呼び方になるが)2万~3万試合を こなしていることも少なくない。
僕は、結局、鉄拳5~鉄拳5DR~鉄拳6~鉄拳6BRとプレイして、 2万試合近くこなしてるが、最高段位は、皆伝であった。
2万試合。全敗で、200万である。 勝率50%で100万。恐ろしい。 そう思うと、今、家庭用で通信対戦している人の1試合の重さと、 ゲーセンでしのぎを削ってきたものとの1試合の重さは、違う。 違いすぎる。
現金の重さと、対戦1試合の重さを知るプレイヤーなら、 5000戦試合もすれば、必ず化ける。
それでも、もっと早く、もっと強くなりたい・・・・・・・・!! むしろ、勝ちたい!! 万年初級プレイヤーを早く脱却したい!! と思っているプレイヤーのために、手っとり早く勝つ方法を教えてしまおう。
それは・・・・・・ネタを多く持つことである。 自分の中で言う、●●モードみたいな引き出しを沢山もつことである。
スト4で言えば、『 波動昇龍を上手にやる。 』これがネタ、勝つための道 だと思っていたら、勝つための道は相当険しい。
スト4のサガットを例にとって話をしてみよう。 スト4シリーズを通じて、ド安定な強キャラであるが、 初級者が、このキャラでガンガン勝っていけるかは怪しい。
波動一つをとっても、撃つにはコツがあり、 上手に波動を撃てれば1試合をシューティングとして終わらせる ポテンシャルをサガットは持つ。
波動コマンドを毎回入れながら屈伸移動する癖は付けておくと良いが、 どちらかと言えば、リュウ・ケンのテクであり、 サガットは、通常技牽制をするか、いきなり波動を撃つ。 上波動が牽制・ジャンプ対策に役に立つのは言うまでもあるまい。
いきなりと言っても、リバサに該当する流れの中で、 波動を撃つと、 相手の博打ジャンプと重なる可能性があるので、 リバサからタイミングをずらして撃つ。 生・強波動が結構使えるので意識して使う。 中技キャンセル波動とか必要のない色気は使わない。
相手の起き上がりに小波動を重ねガードさせたあとの強波動など、 強気で波動が撃てる場面で、なるだけ波動を撃っておく。
そこで、究極技を使うのである。 究極技とは、全格闘ゲームに精通する強い技で、何をするのかというと、 『 何もしない 』 のである。 ただサガットの場合、対空は意識しておく。
波動をガードさせるだけガードさせたら、 おもむろに撃つのをやめ、ウロウロしながら下がっていく。 まだまだ初級のプレイヤーなら確実に跳んでくるので、 立ちKなどで対空する。 頑張ってアパカで落としたり、EXアパカ~セビキャン~ウルコンとか やって無理なコンボを狙う必要は全くない。
立ち大K×2~ウルコンとかクソ簡単なコンボで、 1/3近く持っていくキャラなので、通常技で簡単に対空してそのまま コンボで安定して耐力を減らす。 こういうド安定が勝利を生むのである。
そして、人があまり使わない『 ネタ 』をもっておくことである。 EX二―~ウルコンぶっぱ とか、 垂直ジャンプ待ち とか、 立ち中Kで押す とか、 強めの攻撃を振り回すだけでもいい。
数回、こちらの手を見せたあとに、こういうネタにきりかえることが できたら、相手は対応しきれずに負けてくれるわけだ。 得体の知らない攻撃であっても、 当ったことがある攻撃は 何かしら花があるので覚えておく。
足払い合戦ですら、ネタでやってみるとよい。 大足空振り~ちょい下がる ~相手追って来る(相手の大足すかるものとして)~大足を振る こんなんで、低いレベルなら、こっちの大足が刺さるものだ。
サガット使いは、EXアパカ~セビキャン~投げという どうにもくだらないネタを使う人が非常に多いが、 慣れるまで引っ掛かりまくるネタである。
汎用性の高い、立ち回りを覚えていくのは、正道だが、 道のりが遠い上に、反応もしくは勘命なので、才能がいる。
凡人は、こういうネタをどんどん増やして、老獪になっていくのである。
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最終更新日
2013年05月14日 16時55分31秒
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