炎の独りゴマ

僕は、夢で終わらせないように、
【新タイムキラーズ】に取り組んではいた。

しかし、時代の流れは、僕をも置いていこうとしていた。
WindowsXPが淘汰され、Windows７以降の時代へ。

映像は、ワイドが主流になり、解像度が爆発的に上がった。
今まで親しんで使ってきたツールは軒並み使えなくなり、
プログラミング言語すら、移行を余儀なくされた。

ツールからアプリの時代に移り、
ＰＣそのものが主流の道具とは言えなくなり、
細部の設定は、より困難なものになった。

プロの作品が無料で横行するようになり、
アマチュアのフリーのゲームなど、そうそう陽の目をみることなど
なくなってしまった。

そんな最中、何度も作り直し、移行し、
僕は製作し続けてきた。
仕様変更も多く、貯めたデータが流用きかない、
センスが古いものも多くなりすぎ、遅々として進んでいない。


それでも、作っていきたいのだ。
もはや、ライフワークと言ってもよい。

２Ｄのギャグ＆グロ格闘ゲーム【タイムキラーズ】。
スト２のようなゲームに見えるものの、その正体は全く違う、
異次元の楽しさを持つゲームである。

ただ、弱点も多く持ち、

魅力はあるものの、カッコよさや、可愛さという
キャッチーな部分はまるでない【見た目】の悪さ。

一部の人間を強く拒否させる【残虐性】。

受けた・返したという事象の把握が、
全く持って分かりにくい【演出・エフェクトの悪さ】。

簡単操作でありながら、
ＢＡとＢＬを常に押し続けなければ、
高次元の対戦が楽しめないという【敷居の高さ】。

おまけを言えば、時流に乗れなかった【間の悪さ】もある。


間の悪さを改善できるかどうかは、謎のままだが、
これらの弱点を克服し、

自由にネット対戦している未来を思うと、
年甲斐もなく、ワクワクせずにはいられない。


元祖タイムキラーズの紹介サイトが、
もう存在しないというのなら、
【新作】を作ろうという僕が作るしかないだろう。

Ｋ氏が作っていたものほど、センスよくとはいかないかもしれないが、
もはや、僕が記していく位しか、
先が見えない気がする。

ゲームにしろ、サイトにしろ、
【作り上げ】ないと、Ｋ氏には顔向けできないと思っている。
もう、そんなくだらないことを言って、
何年経つというのだろう。
無責任な唯の老人が、僕である。

なぜタイムキラーズなのか、なぜタイムキラーズだったのか。
そりゃ貴方、【面白い】からだよ！
これからもやっていくんだよ。

以上。