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きのう古い作品を、マップケースから引っ張り出して整理をしました。
何度かいろんな場所で、展示したけどどうしても売れなかったもので、でも好みがあえば買ってもらえるかも、というような作品を選び出して、京都の画廊に送るためのチェックをしたのでした。 しかし、やっぱり売れ残るものはそれだけの理由があるなあとしみじみ思ってしまいましたね。 私の作品を買ってくださる方がたは、けして美術の目利きといったタイプの人ではありませんが、やっぱりよくおわかりです。 昔は、意外なものが売れたりしたことも多々ありましたが、今はだいたいが「なるほどね」とおもえるものばかりが出て行きます。 そんなら売れるタイプのものばかり作ったらええやん、ということになりますが、そんなことがうまくできるくらいならとっくにやってますよね。 それはムリというものです。 で、結果、やはり「なるほどな」というものばかりがマップケースのこやしとなってたまっていくわけです。 そんな中で、いやいやこれはまだどなたかのお目にとまれば、というふうなものや、未発表のものや、ちょっと珍しいタイプのもの、極小のマッチラベルくらいの不定形の一点ものドローイングなどを、京都のギャラリーMorningさんへお送りしました。 今日届いたばっかりだとおもうので、ご興味ある方はそのうち京都観光がてらぜひおでかけください。 それ以外のものですが、出来の悪いものをかなり捨てました。 古い作品でも愛着のあるものは(そういうものほど売れて手もとにない)いいですが、そうでないのは見るのもいやで、だいたい処分してしまいます。 私は作品そのものへの執着はまるでなくて、描きあげたときが「終わり」なので、写真などで記録は残しますが、 手もとに残しておきたいという感覚はまったくありません。 むしろ、エスキースのためのノートのほうが大切だったりするのです。 それにしても、古いものと最近のとくらべると、老眼がひどくなっている最近の絵のほうが細かいのはなぜでしょう。 数年前のものなんか、荒くて見てられんというほどです。 細部へ細部へと向かう人生?のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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