ムッシュ・フネトは5ヶ月ぶりに窓を携えてやってくる
我が家のアパルトマンは、いまあちこち手を入れている最中なのですがその中の最大のプロジェクトは窓の交換だったりする。日本だったらもう殆ど見られなくなった木製の窓。今までだましだましやってきたのだけど、冬は隙間風で寒いし雨の日には、窓が水分で膨張して開きにくくなる。暴風雨が数日続いてしまうと、水が染み出してきたり、、、木製の窓はフランスではまだまだ残っているのだけど、去年の後半あたりに政府が、エネルギーの使用を抑えるために断熱工事をするなら補助を出すとなってその補助金があるうちに、、、、と我が家も重い腰を上げて窓を交換することにした。断熱補助の対象になるのは、窓の交換や壁・屋根の断熱、暖房装置の交換等。全てをまとめてすればするほど、補助のパーセンテージが上がる仕組み。我が家はアパルトマンなので、できることは窓の交換だけ。今まで窓の値段なんて考えたこともなかったけれど、高いんですねぇ、、、、、大きな窓が4つと中くらいの窓が2つ、小さな窓が3つの合計9枚で6000ユーロちょっと(80万弱くらい?)本来なら、いくつかの業者に見積もりを出してもらって一番安い所に決めたらいいのだろうけど、色々評判を聞いて調べて結局は最初に気になっていた業者さんにお願いすることに。そして、窓の業者こと、ムッシュ・フネト(窓のおじさん)が最初にやってきたのは10月頭。※フランス語で窓を『フネト』といいますメールで窓の交換を考えていることを伝えたら、我が家にやってきて窓の説明や設置の方法、期間と大まかな費用を丁寧にわかりやすく説明してくれ窓のサイズを測って、数日後には詳細な見積もりを出してくれた。押しの強くないセールス態度も好ましく直前に、水の業者とのやり取りで辟易していた私には大変好印象。そして、なによりもここにお願いしようと思ったのはレスポンスの速さ!フランスって、メールで問い合わせても返事に何日もかかるのが常。それが当たり前。だけど、彼は、どんな些細なことでもすぐに返事をくれる。時間がかかることなら、その大まかな期間をすぐに教えてくれる。フランスではとーーーーーっても珍しい!最初は他の業者にも見積もりを取るつもりだったけど、もういいやんとなってムッシュ・フネトにお願いすることにしたのだ。契約後、詳細な窓のサイズを図る職人さんが来て窓を図ったり政府の補助申請の為に、現在の断熱効果はいかほどかを調査する県の調査員が来たりして気が付けば2月も終わり、、、ムッシュ・フネトには、最初に設置工事、いま政府の補助が始まってるから立て込んでてでもってコロナの影響もあるから、少し遅くなるよーたぶん、1月か2月くらい。また準備整ったら連絡しますねーと言われていた。1月に設置してもらえたらいいなーだって隙間風寒いし、、、と思っていたのだけどまぁ前倒しなんてなるはずなく。昨日突然、一件、設置のキャンセルがあったから明日から始められますけど予定どうですかーーー?と連絡が来た。数日前に、窓はできてきたから、あとは設置の日程決まったらまた連絡しますーとメールが来たばかり。えらい急やな、、、、私が専業主婦なのをムッシュ・フネトは知ってるから大丈夫と思ったんやろか、、、とか思いつつ、明日から急に始まる工事の為に家を掃除したり家具を動かしたりバタバタな一日だった今日。申し込みしてから5ヶ月もかかったけど今週はいい天気が続いていて気温も暖かいので極寒の中で窓取り外しの工事するよりも、この時期でよかったかもしれないと思うことにするのでありました。