カテゴリ:旅、温泉
<大阪・住吉大社 その1>
9月13日土曜日。ホテルを朝早く出て、向かった先は住吉大社でした。前日の貴船神社同様、ここは同行した次男の希望による訪問。もちろん私自身も以前から行きたいと思っていた個所でした。 これは反橋(そりはし)。いわゆる太鼓橋です。境内に入ると直ぐに出会うのがこの橋です。さすがは摂津国一宮だけあって、堂々たる風格です。登り易いように「階段」がつけられています。 珍しい反橋からの眺めをカメラに収めました。 ここはかつて海の傍。仁徳天皇が開いた住之江津(住吉津)は当時の国際港で、ここから中国大陸への遣隋使船や遣唐使船が船出しました。住吉大社は大和朝廷の国際戦略と深く関わっていたのです。 これは住吉大社の古地図です。後で訪れる大阪歴史博物館で見つけました。 これは奉納されていた絵馬です。これを見ても、この神社が航海と深い関係があったことが良く分かります。また、中国大陸との航路を守る役目を担った宗像大社(福岡県宗像市)とも、強い結びつきがあります。共に朝廷の戦略と深い関係にあったのです。 参拝の前に手や口を灌ぐ手水舎には、ウサギの石像があります。これは妊娠中の体で朝鮮半島へ遠征した神功皇后が卯年生まれだったことに因んでいるようです。皇后は同社の祭神の一柱です。 手水舎遠景。立っているのは次男です。 境内には楠が目立ち、ご神木として扱われていました。ひょっとしたら南北朝時代、この周辺を勢力範囲に治めていた楠正成と関係があるのかも知れません。彼は皇室に対する深い尊崇を持った武将でしたので。 広い境内の一角には、校倉造の倉庫がありました。ひょっとしたら古代の航海で入手した貿易品を一時保管した場所だったのかも知れません。 この蔵のような建物は、比較的新しそうです。 石灯籠が覆屋で守られています。きっと古い時代の貴重なものなのでしょう。 こちらは境内に鎮座する摂社の扉です。小さな社ですらただならぬ厳粛さが漂っています。 境内を散策する妻です。早朝の境内は静まりかえっていました。今回は比較的地味な写真が多かったのですが、明日も住吉大社をご紹介する予定です。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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