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マックス爺のエッセイ風日記

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2014.10.23
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カテゴリ:写真
<大阪・住吉大社 その2>


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 9月13日土曜日の早朝、私は妻、次男と共に大阪の住吉大社を訪れました。ここは江戸時代まで、大阪湾の直ぐ傍だったようで、神社の南側には仁徳天皇が開いた住之江津(住吉津)がありました。


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 この港は奈良時代から平安初期にかけて、遣隋使船や遣唐使船の母港として機能し、遥かシルクロードに繋がる国際港でもありました。


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 仁徳天皇と言えば、堺市にある同天皇陵が有名です。エジプトのピラミッドにも匹敵する土木工事で、世界的な規模の前方後円墳です。周囲にはその他にも巨大な天皇陵が築かれ、一帯は「中百舌鳥古墳群」と呼ばれています。


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 古代、百済、新羅、高句麗などから戦乱を避けて逃げて来た朝鮮半島の人々も、きっとこの港に着き、海上から巨大な古墳群を観たことでしょう。異国の人の目に、堂々たる天皇陵はどんな風に映ったのでしょうね。その前に、明石海峡を通過した船は、五色塚古墳(神戸市垂水区)の葺石で覆われた前方後円墳を目にしたはず。頭上に聳える巨大な古墳に、度肝を抜かれたことでしょうね。


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  住吉大社の境内に「石舞台」があることを、帰宅後にネットで知りました。残念ながら観ることは出来ませんでしたが、舞楽殿の古い形で屋根のない石造りの舞台を想像しています。


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 私も国内の有名な神社を幾つか訪れていますが、住吉大社の立派な建築物は想像以上でした。


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 境内を散策する妻と次男です。


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 広い境内には4つの本宮があります。第一本宮に祀られているのが底筒男命(そこつつのをのみこと)、第二本宮に中筒男命、第三本宮に表筒(うはつつ)男命、そして第四本宮に祀られているのが神功皇后です。


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 神功皇后は第14代仲哀天皇の皇后で応神天皇の母に当たり、本名を息長足姫(おきながたらしひめ)と言います。


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 息長氏は琵琶湖北部を治める古代豪族で、琵琶湖と若狭周辺の水上交通を抑えていました。継体天皇の皇后も息長氏出身です。当時の天皇はまだ力が弱く、豪族の力を後ろ盾にしていたのです。


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 住吉大社と深い繋がりがある九州の宗像大社。宗像氏も海上交通を握る海人族の一人であり、出雲大社の出雲氏も遥か能登半島まで遠征する海人族でした。島根の古い神社ではウミヘビが神の使いとされています。ウミヘビはインド洋から産卵のため、日本近海へやって来ます。古代の出雲大社は、海岸から境内まで巨大な階段が架けられていました。やはり海との関係が深かった証拠です。


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 今はすっかり陸地となった境内も昔は海の直ぐ傍。この交通の要衝を誰が抑えるかで、激しい戦いが繰り広げられた時代があったのでしょう。


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 丹塗りの社殿が朝日に輝いています。


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 青空に映える社殿の姿は、実に荘厳でした。


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 さすがは摂津国一宮だけあって、堂々たる風格です。


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 早朝の住吉大社を後に、私達が次に向かった先は四天王寺でした。<続く>





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Last updated  2014.10.23 06:45:46
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