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”演劇”的空間

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2006.05.21
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カテゴリ:演劇
黒テント『ど』の大分公演に行ってきた。
当日は、あいにく雨が降りしきりなかの公演だった。

2週間くらい前に大分合同新聞で黒テントの大分公演の記事を見つけた。「行こうか。」「行くまいか。」最後まで迷った。仕事も忙しく、もしかしたらいけないかも知れないということで、前売券は購入できなかった。

『黒テント』同じテントなら、『赤テント』の唐十郎が有名だろう。この前、情熱大陸で今も若々しく活動されていた。
同時代でいえば、寺山修司の『天井桟敷』の演劇パフォーマンスはいまだに語り続けられている。
『黒テント』で知っている俳優さんといえば、斎藤晴彦。渋い役者だ。テレビや映画で時々見かかる。斎藤さんが「シューベルトの名作」を日本語で歌っているのを、多分NHKでお見かけしただろうか。

今回は、『ど』
どもりの3人の話。どう考えて、地味なテーマ。

アングラ劇場って、何だろう。

とりあえず、せっかく大分に来るのだから見てみよう。
見ないと話にならないよね。

ということで、会場に向かう。

かんたん倶楽部。大分港の近く。ダイヤモンドフェリーの乗り場の近く。車で通り過ぎてしまう。目印の中華料理店ヘミングウェイは、すぐわかったんだけど。

開演の5分前に着く。入り口はどこかな。小雨降りしきる中、階段の前に女性がいて一安心。
階段を上りきり、入り口を開けると、受付の女性がいた。

予約をしていなかったので、当日券を購入。4,000円。
前売券なら、3,500円。後でパンフを見たら、3,000円にするか、3,500円にするかでもめていたようだ。500円に違いは確かに大きいということ。

会場は、思ったよりも人が多かった。倉庫のような場所に椅子が4つあり、客席は3方向にある。お客は大体50人くらいだろうか。若いカップルや女性客に混じって、年配の方もいたり、私のように一人で来ている男性もいたり、客層はバラバラかな。かなり詰めれば、80人くらい入るかもしれないが、まあ、ちょうどいいくらいかなあ。
開演前に、珈琲を100円でサービス。

開演前の印象は、割といい感じ。「大分にも案外いいステージがあるじゃん。」

3人の女性が、登場して、携帯電話の話から、いきなり始まる。

仕事中に電話に呼び出されて、苦悩する「タケタニ」の姿。
カレーライスが注文できず、駅でも駅名が言えずに、苦しむ「スギオ」
なんだかヘンな人「ナカタシ」

「どもり」を通じて社会と戦う。

時代は、60年安保であり、歌声喫茶の時代だった。

特別な舞台が無いため、役者の目線が同じで、目のやる場に困る。
私の座った位置は、正面から見て、左側。
右側の客席のお客さんの姿や目線が合う。なんか変な気分。
歌声喫茶では、お客を含めて全員で当時の歌を合唱する。

演じる側と観る側の境界がない。

そして、演技の間に入る歌
そして、あえて当時を知らない人への時代設定の説明

「どもり」を超えて、「階級闘争」とか「部落差別」とかを無理なく演じきる。

演劇は、現実であり、非現実な空間を作り出すことだろう。
まさに、ここの来た人は、ふだん感じることもなかったこの空間で、何かを感じて、去っていたのだろう。

黒テント『『ど』の旅は、その後も続いているようだ。
大分公演は13年ぶりだそうだが、今後も続くといいねえ。
こういう公演は、福岡まで行かないと見れないって思っていたけど、大分でもやれるんですね。





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Last updated  2006.05.21 12:32:10
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