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カテゴリ:演劇
北九州芸術劇場プロデュース公演『冒険王07』を見た。
見たのは、北九州芸術劇場で20日(土)の14時からの公演。 前回の『冒険王04』の評判の良さからも、チケットの売れ行きも良く、私にしては、早めのチケット購入で席は最前列のA列であった。 舞台は、廃校となる小学校。 セットは、最前列であったこともあり、学校の廊下と教室が正面にそびえ立つ印象。 会場は、アニメソングが流れる。 知っている人は、40代前後なんだろうか。 ただたどしい子どもの声で、携帯の電源を切るように注意があった。それでも、上演中に携帯のマナーモードでの振動音が聴こえたのはなぜだろう。 最初に登場したのは、二人の少年。 小さい方は、西山まもると転校生で音痴の少年橋本。 それから、卒業を前に小学生が書いた『冒険王』をめぐり、どたばたが繰り広げられる。 最初のどたばた。 なんとなく、学芸会風であぜんとするが・・ 同窓会の場面に切り替わりと、ようやくストーリーが見え始める。 そして、再び、学芸会風、プロレス風というか、これが九州演劇の真髄なのか。(たぶん、ギンギラさんのかぶりものをなんとなく想像してしまった。)お客さんの笑い中に巻き込む。 その時、突然橋本さんが、会場に下りて、観客の一人Sさんは拉致され、芝居の審判席へ連れて行かれる。 このSさんは、なかなか冷静でいい感じ。 それにしても、俳優さんって、大変だ。 鼻にテッシュを詰め込んだり、精一杯の変な顔をしないといけない。 同窓会を欠席した西山まもるは、少年のまま、大人になれなかった。 仲の良かった橋本とお別れは、涙をそそる。 泊 篤志さんの脚本は、本当に良く出来ている。 セットは、すごい。小劇場ではルール違反なんじゃないだろうか、あの回り舞台は。 個性あふれる俳優さん。 今後の再演される事を期待されるだろう。 今回のメンバーでの再演のほかに、違うメンバーでの同時公演など(キャラメルボックスのAチーム、Bチーム方式)いろいろな方法も考えていって欲しい気がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.21 15:39:08
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