|
カテゴリ:演劇
「ひさしぶりの劇団キャラメルボックスの芝居である。」
と書き出したいが、実は、外はキャラメルの箱をした別物だろう。 あえて、キャラメルの箱にしたのは、やはり、安心感からだろうか。 恩田陸&横内謙介&岡田達也の芝居だろう。 心理ミステリーあるいは、それに、何となくの不条理。 これは、芝居の原点なので、それはいい味を出していたのではないでしょうか。 それを、「塩キャラメル」と言うのか、「ピリカラキャラメル」と言うかは別にして・・・ 会場は、西鉄ホール。9月15日(土)14時開演。席は、後ろの方。会場は、ほぼ満員だろうか。 舞台は、白一色に、椅子が5つあるシンプルさ。(いい感じ) チェロの演奏で始まり、チェロの演奏で終わる。 一幕で、設定と登場人物の紹介。 登場人物は5人とも、よくある名前の「たなか、すずき、たかはし、やまだ、さとう」 そのためか、誰だ誰だが良くわからない。 混乱!! 武者小路実篤だったら、忘れないよね。 何れも同級生。 喪服だったのは、映画のエキストラ。 たまたま、同級生の葬儀が重なっただけなんだそうだ。 映画のエキストラの撮影が始まる。 なんと、猫の遺影に向かっての芝居。 これって、絶対不吉だろう。 「人はその場にいない人の話をする」 内緒話は、人を大胆にするのだろうか。 芝居は、学生時代の食中毒と現在の同級生の殺人事件を行ったり来たりしながら、犯人に探しへと向かう。 なくなった8ミリフィルムの謎。 殺された同級生は、精神科の医師で、集まった4人がなんらかの利害関係があった。 終盤にかけて、事件が解決するのか。 そう思わせながらの収束。 どこか、不思議な気持ちで帰途に着く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.16 14:13:01
コメント(0) | コメントを書く
[演劇] カテゴリの最新記事
|