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当然、現状認識が重要です。
最近ではこの話しをする人がメッキリ減ってしまったので、現状認識の大切さを述べたいと思います。 ポートフォリオの質を把握する為には、保有銘柄を分類する必要があります。自分のポートフォリオがどのような状況になっているのかを把握することなしに、リスク管理は出来ません。 日経平均やJASDAQよりも自分の保有株の方が最近いつも下落が大きいのは何でだろうなぁ、なんて呆けた顔で思考停止している投資家にならないようにしなければなりません。 「今日は市場が暴落しましたが私は評価額の下落率が指数よりも小さかったです」なんて言うバリュー投資家がいつの時代も居ますが、そんなことはバリュー投資をしていれば当たり前で特段珍しいことではありません。何故小さいかの見解を述べるのならまだしも、結果だけ述べてもゴシップにしかなりません。バリュー投資家のブログはゴシップ記事なのでしょうか? 資産変動に興味がある読者ばかり引き寄せて、彼らは一体何をしようというのでしょうか。ゴシップ記事満載の週刊誌でも始めようと言うのでしょうか。 ポートフォリオの質によって、評価額の変動は変わります。 市況の変動によってどのように資産が増減するかは、ポートフォリオの質にとても大きく影響を受けます。保有銘柄が多ければ多いほど、個々の銘柄よりも、ポートフォリオの作り方による影響が大きくなります。 僕は経験上、ポートフォリオの質を把握するには、保有銘柄を分類していくのが一番良いと思っています。10年以上頑固に積極的にリスクを取りに行く分散全力投資を続けていますから、これには、結構な自信があります。僕には一家言があるのです。譲れないのです。 保有銘柄を分類する際に注意しないといけないのは、業種による括りではなく、ジャンルによる括りをする必要があるという事です。 どのようにジャンル分けをするかは投資家の個性に拠るものなので一概にこれが良いというようなことは言えません。分散投資家であれば、意識的或いは無意識のうちに、保有銘柄をジャンル分けしているでしょう。その上で構築されたポートフォリオが、投資家の性格そのものなのです。個性があって良いと思います。他人がとやかく言うのは筋違い。自分で好きなように分けて構わないと思います。株式投資は自己責任であるからこそ素晴らしい。 僕はちなみに、景気循環株、成長株、再生株、成熟株、万年割安株、で分けています。本当はちょっと違いますが、今回の投稿文章では分かり易くこの5個にします。 株価の変動は、 景気循環株>成長株>再生株>成熟株>万年割安株 の順で大きくなっていくと考えています。 市況が転換期を迎えた場合はこの順番で上昇・下落していくと考えています。 つまり、左に行くほど株価の変動幅も大きく変動時期も早い、という事になります。 また、 小型株>中型株>大型株 の順で株価変動が大きくなっていくと考えています。 異論はあると思います。 例えば、景気循環株と成長株の順番は逆ではないか、など。 それは個々の判断で良いと思います。 ちなみに、僕の考えは下記になります。 景気循環株には大型株も多く、成長株には小型株が多い。 この為、全体として景気循環株よりも成長株の方が株価変動が大きい。 しかし、同じ企業規模で考えると、 景気循環株>成長株 となる。 ただし、小型成長株と大型景気循環株では、全体として小型成長株の方が株価変動が大きい。 余談ですが、僕はどのジャンルも投資をします。比重を市況によって変動させます。リスクを恐れず常に全力投資をする万年強気のブルのリスクマネジメントです。分かり易く言うと、暴騰相場では徐々に万年割安株が多くなってきます。市況によってポートフォリオの質を変化させます。 大事なのは、変化させる事ではなく、自分が置かれている状況を把握していることです。 自分が進んでその状況に身を置いたのです。資産変動に文句を言っても仕方ないのです。 僕は相場環境に関わらず、変動の大きい小型株が中心のポートフォリオになっています。 取引所には全くこだわりません。アンビシャス市場だろうがQボート市場だろうがマザーズ市場だろうが、投資に影響はありません。 出来高が少ないと売りたい時に売りたい値段で売れない、というのがリスクなら、そのリスクは積極的に負おうではないかと考えています。売りたい値段で売れなかった投資家から安い値段で買えるかもしれませんしね。信用取引の強制決済や、強制決済による評価損の穴埋め、状況の変化で成売する場合は困りますけどね。 兎に角、ポートフォリオの質を自分の方法で正確に把握する事が大切です。 把握することが、市況の変化による保有資産評価額の変動に慌てない事に繋がるからです。 冷静に状況を把握して、適切な対応を取る。後で後悔しないように、自分が納得した投資行動を取りたいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.25 13:12:22
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