1793811 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

バリュー投資に騙されるな!

バリュー投資に騙されるな!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Recent Posts

Favorite Blog

2024年11月の抱負。 New! みきまるファンドさん

Comments

 MEANING@ Re:今年はとてもやり易い相場(09/14) 億り人宣言とは恥ずかしいですね…。 相変…
 青野菜@ Re:今年はとてもやり易い相場(09/14) 億り人宣言も元気ないのが気になってまし…
 MEANING@ Re[1]:金融課税強化は大賛成だ(09/29) 素人凍死家さんへ 論点が分かっていない…

Archives

Free Space

楽天以外のお気に入りブログ

株は最高のゲームだ
あらなみの里


いつか本を出版したいという夢があります。
もし出版しても良いという出版社の方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
meaning756@hotmail.com



たまにyoutube動画配信もやってます。
動画一覧ページはこちら
2014.08.18
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

前回の続きです。


今回は、四季報の業績予想が僕のトレードに与える影響についてから始めます。


僕は四季報の業績予想を全く信じていません。最初から外れるものだと決め付けています。

しかしトレードを始める際は、四季報の業績予想を必ず確認します。
四季報の業績予想がどのように外れるのか、を重要視しているからです。

外れてばかりの四季報予想ですが、この予想を重要視している投資家はいつの時代も多いです。むしろ、四季報の業績予想がどこの分析サイトでも無料で記載されている今、四季報予想を重視する投資家の割合は昔よりも多くなってきているでしょう。会社の公表している資料以外の材料で分析しようとすると、イヤでも四季報の業績予想が目に入ります。余程意識して避けなければ、分析しているうちに四季報の業績予想をトレードの判断材料に含めてしまいます。

その為、どうしても四季報の業績予想が株価に材料として織り込まれることが多くなります。
深いファンダメンタル分析を是とする投資家でさえ、分析するかどうかを四季報情報でふるいにかけている人も多いです。

そのようになると、当然、四季報業績予想に対しての会社業績発表のサプライズが株価に大きく影響する事になります。
新しい四季報が発売されたとき、その業績予想が前号に対して大きく変動した場合でさえ、株価は大きく変動します。その間、会社業績予想に変動がなかった場合でさえ、です。

これらを考慮すると、四季報の業績予想を参考にして投資をするのは理に適っていません。

四季報の業績予想を追いかけて長期的に優れたパフォーマンスを得ることは至難の業でしょう。
何故なら、景気転換点において四季報業績予想は大きく外れるからです。

以上を鑑みて、僕は四季報業績予想そのものよりも、その外れ方にサプライズがどのくらいあるのかをとことん重要視します。


四季報に限らず、株価に影響を与えている予想ならその外し方を重視します。

株価に織り込まれていると思われるような悪材料は気にしません。(気になりません)
しかし、株価に織り込まれていると思われるような好材料は気にします。(気になります)
逆の人はかなり居ると思いますが、僕はこのスタンスです。
材料織り込み済みで株価が反転する可能性は、相場環境によっては決して低くないと考えています。
増収増益間違いなし、会社予想を上回る業績が確実視されている銘柄でも、株価が上がれば売り上がります。
想定通りの好調な業績であったとしても、株価が上がるかどうかは分かりません。
逆も然りです。
上昇相場や下落相場が反転する可能性を常に考えて行動する、というのが僕の考えです。


今現在がどのような相場環境かは、他の銘柄の値動きを参考にします。
ただし、それは無意識のうちに参考にするのであって、意識して参考にする事は余りありません。
意識して参考にしているようでは、相場の中に迷い込むと考えています。
その為、意識することなしに参考にするという位が丁度良いと考えています。

これは、言い換えればアンテナを張るという事だと考えています。
割安投資家はこのアンテナで勝負している。僕はそう思います。アンテナを張っている人がセンスのある人といわれることがありますが、なんてことはない、ただ株価の値動きに敏感な人というだけです。
僕は割安株投資家なので、常にアンテナを張っています。割安株投資家であればアンテナは張り巡らしていて当たり前です。
アンテナは感度が命です。日々相場と向き合う必要があります。これが、前回述べた日々の値動きのフォローに繋がります。多くのバリュー投資家は値動きを追いかける事に対して批判的ですが、結局は値動きをフォローすると一喜一憂して疲れるからそのような考えになるのだと推測します。

一喜一憂する必要などないのです。淡々とやれば宜しい。
ということで、僕は毎日淡々とやっています。


僕は株価は常に適正価格だと思っていますので、株価に一喜一憂する事はありません。株価をフォローしても疲れません。売った株が値上がりしても気にしませんし、買った株が値下がりしても気にしません。
多くの投資家は株価推移を気にしすぎると思います。株価の値動きは、『ただそういう事実があるだけ』です。それ以上でもそれ以下でもありません。儲け損なったとか、要らぬ損失を拡大したとか、そういうものではないと僕は考えています。

 

儲かった投資家が優れた投資家なのでしょうか?
儲かった投資家の用いている投資手法が優れているのでしょうか?

僕はどちらも違うと考えています。
優れた投資家が儲かるかどうかは分からない。
優れた投資手法が儲かるかどうかは分からない。
僕はそう考えています。

 

儲かるかどうかは時流に乗っているかどうかで決まると考えています。
儲かる為には、うまく時流に乗る事が出来るように相場の流れを判断する方が近道だ、という考えです。
相場の流れを判断する為に、マクロ経済を注視し、多くの銘柄について株価推移をフォローするべきだという考えです。これはファンダメンタルを重視しないという事ではありません。ファンダメンタルは基礎なので、しっかり重視しなければなりません。(もうちょっと言うと、重視するべき基礎ではないようなファンダメンタルはファンダメンタルではありません)
アンテナを張ることで、意識せずとも無意識下でトレードに影響を与える事になり、結果的に時流に上手く乗ることが出来る可能性が高まる、という考えです。
(バリュー投資家と僕とではここの考え方も根本的に違います)

 

このような考えを持って投資をしている為、僕は上昇相場では他の分散投資家よりもパフォーマンスが良く、下落相場では他の分散投資家よりもパフォーマンスが悪いです。
投資を始めてからずっとです。

これは、上に述べた時流に乗ろうとする事以外にも、下記の投資手法であることが大きく影響していると思います。

・常に全力投資でありキャッシュポジションは殆どない
・ROEの推移を重視する
・変化率を重視する
・ポートフォリオの中で資金を循環させ続けている
・買い下がりを是とする逆張り投資
・相対的な割安株投資
・業績よりもサプライズを重視する

これらについては、既に今まで僕の投資手法という形で書きました。
愛すべき読者の皆様、分かって頂けたでしょうか。

 

繰り返しになりますが、僕はブレイクダウン型の分析を主としています。
ファンダメンタル分析にはブレイクダウン型とボトムアップ型があります。
全体像から個別セグメントに、個別セグメントからの各々のファクターに分け、さらにそのファクターをより細部へ切り分ける。そのような分析をするのがブレイクダウン型。
これに対してボトムアップ型は逆に、個別の要因が全体像に与える影響を推し量り、大きな影響を持つファクターを重視するという手法です。
乱暴に言うと、月次を重視する投資家はボトムアップ型になります。毎月の売上から、1年の業績を推し量る。僕は月次は殆ど気にならないのですが、(かなり乱暴な言い方ではあるものの)そういう意味でもブレイクダウン型になるのだろうと思います。
積み上げていくのではなく、掘り下げていく事に興味を持ちます。スコップで、ゆっくりゆっくり掘り下げる事に興味があります。
合わせる足し算ではなく分ける引き算を主とする分析方法に興味がある、と言った方が分かり易いでしょうか。

驚いた事に、売上から経費を引くと利益になるのです。
今後利益が増えるかどうかは、利益と株価を見ていても分からないのです。
もし今後利益が増えるかどうかを知りたいのであれば、そんなものはどうでも良いのです。
売上から分析に入るというのが僕の手法です。経費の推移をみれば、今後の利益を推し量ることが少しはできるというものです。利益が少なくても売上の大きな企業であれば、持続した売上利益率の上昇が株価の急上昇に繋がる可能性があります。


それではどのように今後の業績を推し量るか?
それは業種によっても変わりますし、物の売り方によっても変わります。言い換えれば、売上の上げ方によって変わります。

最も重要なのは分析の仕方ではありません。
考え方です。僕は分析の精度を上げても仕方ないと考えています。
ファンダメンタル分析を主とする投資家は小手先の技術を有難がりますが、重要なのはそこではないと僕は考えています。

 

といっても仕方ありません。恐らくは多くの読者の皆様が興味があるのは、その重要なところではない部分だと思います。
ここからは余談という形で、僕の分析の仕方を少し書きます。

 

もう少し続けます。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.08.18 20:10:43
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X