鬼滅の刃
映画は予告を見ただけで面白いと分かるものがある。大抵映画の予告は面白そうに感じるもので、予告が面白そうだと思って映画館で観てみると、それほどでもなく期待外れ、そんな映画も沢山ある。でも、予告を見ただけで面白いと確信できる映画は確かにある。映画全体の雰囲気、役者の演技、音楽、そういうのは予告で十分伝わるからだ。映画は完成度が高くなくても、粗削りであっても、名作に成り得る。もう一度映画館で観てみたい、レンタルやデジタル配信でなく、映画館で観てみたい。少ないながらも、そんな映画はある。僕は普通の人より多くの映画を観ている。映画館で観た回数も、控えめに言っても普通の人と比べて桁違いに多い。そんな僕が、今年観た映画で一番面白いと思う映画はミッドナイトスワンだ。異端の鳥はまだ観ていない。異端の鳥も、とってもとっても期待している。予告しか見ていないが、異端の鳥も良い映画だろう。現在、鬼滅の刃が映画館で大ヒットしている。その影響で、今はどの映画館も馬鹿みたいに鬼滅の刃ばかりを上映している。浜松の映画館は2つあるが、ミッドナイトスワンはどちらも1日に1回しか放映していない。全スクリーン合わせて、1日たったの1回だけだ。その1回にも関わらず、先日、ミッドナイトスワンを観た時は、殆ど客が入っていなかった。全客席の3%位しか埋まっていなかった。どうなっているんだ世の中は。鬼滅の刃はアニメを10話位まで見たが、何が楽しいのかさっぱりわからなかった。薄っぺらいストーリーで何が見どころか分からない。全く感動しないどころか、何も心に響かない。こんなのが日本映画史上過去最短で売り上げを伸ばしてきているというのだから驚きだ。全く意味不明だ。お金が余っている人が多いんだろう。貧困で喘いでいる人がいる傍ら、支出が減って生活に余裕が出てきている人がいる。累進課税を強化しないと、どんどんお金が溜まっていく層と映画も観れない層に分かれる。今でもそうだとか甘っちょろいことを言ってる場合じゃない。恐慌が来ると資産の移転が起こる。富の再配分をしっかりしないと、社会は二極化する。余裕のある人とそうでない人。株式市場もしっかりして欲しいね。余裕のある企業とそうでない企業。業績の悪い中小零細企業が自然淘汰されるとどうなると思う?今の株式市場はファンダメンタルではとても買えない水準だ。バリュー投資家の買いそうなバリュー銘柄が高過ぎる。随分株価が下がってきたからお買い得だって、あんたアホか。どう考えたってそのバリュー銘柄高いだろう。それホントにバリュー銘柄なのか?今、バリュー銘柄も随分過大評価されていないか?※根本的に日本語がおかしい以下、余談というか蛇足。明日は1日。映画の日で安いだろうけど、土曜日の映画の日なんか観に行っても混雑しているだろうから止めた方が良いかなと思います。いまミッドナイトスワンみたいな映画は平日観に行った方が絶対良い。凄く人が少ないから。ほんと、驚くよ。多くの人が草彅剛さんの演技が巧い、余程努力したのだろう、といっていますが、今回の草彅剛さんは、演技が巧いということではないと思います。独特の世界観を作っている。そしてそれが映画の面白さに繋がっている、と僕は思います。映画としての完成度はお世辞にも高いものではない。わざとではないかと思えるくらい完成度が低い。全体としての評価は5点満点中3点くらい。でも間違いなく名作です。通好みの映画ではないでしょう。余り賛否両論分かれる問題作でもない。粗が目立つ、という自称映画通もいると思います。でも作品の良さはそういうのとは関係ないんだよ、と教えてくれる作品です。ミッドナイトスワンは映画中に最も衝撃的なシーンがあるんですが、これが本当に映画でも稀にみる衝撃シーンでした。印象に残る名シーンが幾つもあるので、何度も見たくなる映画だろうと思います。鬼滅の刃を何度も観ている人が多いようですが、アホかと言いたい。全くもって、今は鬼滅の刃バブルですね。ミッドナイトスワンがバリュー映画だと思います。※根本的に日本語がおかしい