ＲＥＡＬ★ＣＲＥＡＺＺＹ★ＡＮＧＬＥＲ

いやぁ～寒いっすね～




マジ凍える・・・




Ｔシャツと短パンで釣り行きたいわっｗ







１６年前もこんな寒い夜だった。




三連休をバス釣り、スノーボード三昧で不眠不休で遊びマクリ

最後の夜は仕事でスロットの納品（ダイバーズだっけｗ）で

夜中まで取り付けに行き、ミッドナイトワークを終わらせて

超クタクタで帰宅したのは夜中の３時過ぎ・・・



弟のMASAOOとイトコのＤスケがドラクエを必死でやってるのを

少し観戦してすぐ部屋で爆睡ｚｚｚ



当時は実家、神戸長田の少し上にある板宿とゆう町



まずハラに響く地鳴りの様な音で目が覚めた



ゴゴゴゴゴ・・・・・・



と同時に砂利道を軽トラで走ってるような振動が徐々に大きく

なってゆく



すると外の窓が光った瞬間



ドン！



突き上げるような・・・何度思い出しても恐ろしい・・・



絶望的な、強烈な揺れ？いや揺れなんてもんじゃない

部屋の中、ベッドごと揉みくちゃにされた

そのとき思った事は鮮明に覚えている

地震とは思わなかった

未確認巨大生物、ガメラやゴジラ系の怪物が地中から出てきた

と思った

手足を目一杯伸ばしながら必死で突っ張りながら掴み、部屋中

をベーゴマの如く揉みくちゃになりながら考えていた事は・・



多分、死ぬだろうケド生きるチャンスがあるとすれば、この

ビル（実家は５階のビルで親戚一同の住処）が崩壊する刹那に

ベッドごと投げだされれば、忍法ムササビノ術のように飛んで

ベッドの足から着地すれば助かるかも？と少ない望みに全てを

賭けて飛ぶ準備のイメージを必死でしていた




揺れが治まってくると同時に深い安堵と、あっ地震か！とやっと

認識できて、すぐさま家族の元へ



オカンは狂ったようにパニくっておりｗMASAOOとＤスケは近く

にあった熱帯魚の水槽の水を被りびしょ濡れで怯えていた



ともあれ皆の無事を確認し、どんな規模だったのか？ここだけ

なのか？屋上へとダッシュ（勿論ＴＶは点くわけもなく・・・）



屋上から眺めた長田の町は凄惨を極めていた



あちこちから昇る強烈な火



数え切れない無数の火事



戦時中の写真で見た光景そのもの



そして鼻をつくガスの匂いとすぐ下の町から迫り来る火の手



すぐに外へダッシュし近所中の家にガスの元栓を締めるよう

に呼びかけ、絶対火を使うな！と喚き続けた



少し地盤が丈夫だったのか？実家の近所は、ほとんどが半壊

だったが完全な崩壊は見当たらない

少し下（ほんの１ｋｍ先）では、ほとんどが完全崩壊だった



そして恐ろしい火の手がすぐ近くに迫っていた

ケガをして下敷きになった人で生きている人を救出し（返事

の無い方も無数に・・・）落ち着きを取り戻そうと周りを

見ると




泣き喚く人、しゃがみこみ憔悴してる人、立ち尽くす人、燃え

盛る家の前で誰か消して！消防車呼んで！と懇願してる人・・




地獄の光景だった



そして火事は実家のすぐ近くまでその魔の手が近づいていた



誰かが叫んだ



「いつなったら消防車くんねん！」



屋上から状況を見ていた拙者は、そんなん来るわけないと確信

していたので喚き返す



「絶対！きいひん！！！待っとってもアカン！自分らで何とか

せな！せめて火をここで食い止めな皆、燃えるでっ！」



男連中を集めて防火水槽を探し、ありとあらゆるバケツを集め

長蛇の列を作って必死で水をかけ続けた



拙者とMASAOO、Ｄスケはその日、朝から晩まで何も喰わず防火

水槽に篭り、水を汲み続けた



今思うといくら若かったといえ、ほぼ不眠で喰うものも喰わず

でヤリ続けれたのはマサに火事場のクソ力としか言いようが

無い。。。





そして数日たって思った事は



俺って絶体絶命の窮地に動ける人間やったんや・・・

これは世紀末がもし来ても生き抜けそうやん♪

と自分自身が知らなかった自分の窮地に立った時の行動力を

知り、１６年前のあの日から精神的に凄く強くなった。




今でもピンチになったり窮地に追い込まれた時、自分で自分

に唱える。




「俺はここから何とかするヤツやろっ！」




拙者の異常ともいえるプラス思考は、あの大地震からかも知れ

ないデござる★



ちょっときしょい自分誉めの回想カタジケナイｗ




ニンニン♪