「とちり」席でスーパー歌舞伎ヤマトタケル
今日は新橋演舞場でスーパー歌舞伎を観劇。その前に、築地本願寺に行ってみた。京都の西本願寺の別院で、正式名称は浄土真宗本願寺派 本願寺築地別院。大理石がふんだんに使われた、天竺様式の伽藍のなかにいるだけでも厳かな雰囲気になれる。ちょうど、どなたかの依頼でお坊さんの読経が流れてた。なんともすばらしいお声で朗々と響きわたる。意味も気持ちも伝わってくるようやった。こんなお経をあげていただけるなら、お布施も弾みたくなるかもしれん。気持ちが洗われるようやった。築地本願寺久しぶりに、築地の場外ものぞいてみた。まぐろの中落ちでもおいしそうなんが安い。調理道具や乾物、珍味、野菜、料理に関するありとあらゆるもんが揃うてるみたいやった。ちゃんと買い物に行く体制でないと、ここはあかんな。築地場外市場今日の新橋演舞場は、某社の貸切招待日。筋書(プログラム)やお弁当、お茶、おみやげまでついてる。お席がどこかは、当日にならなわからへんかってんけど、なんと「とちり」の真ん中がまわってきた。「とちり」の席っていうのは、前から7・8・9列目の席のこと。以前、歌舞伎座の席は前からい・ろ・は順だったそうで、7から9列が「とちり」になる。一般的に一番見やすいとされてるお席やそうや。スーパー歌舞伎 ヤマトタケルの今日の配役は、小碓命後にヤマトタケル:右 近大碓命/タケヒコ:段治郎兄橘姫/みやず姫:笑 也倭姫/帝の使者:笑三郎老大臣/尾張の国造の妻:寿 猿ヘタルベ:弘太郎弟橘姫:春 猿帝/ヤイラム/伊吹山の山神:猿 弥皇后/伊吹山の姥神:門之助ダブルキャストで演じはるので、日や昼夜で配役が違う。梅原猛さんの初戯曲なんやそうで、思いのこもったセリフが多かった。京劇の俳優さんも出てはって、立ちまわりやアクロバティックな回転、白い大猪の獅子のような舞など迫力がある。火攻め、走水の場面などの演出もおもしろい。もちろんラストに宙乗りもあった。 カーテンコールでヤマトタケルとともに戦ってきた人たちが頭に樫の葉を挿してはるのを見て、涙があふれてきた。ロビーには、猿之助さんが描きはったヤマトタケルの絵が飾られてた。「とちり」の席もええけど、私は3階東袖(新橋演舞場やと右)の席のほうが好きかもしれん。宙乗りがあるときは、左の2階、3階席の前を上がっていく。この席もええなあ。猿之助さんのヤマトタケルスーパー歌舞伎ヤマトタケル今日のラッキーくじは、両方ハズレやった。 人気blogランキングへ ええかなと思わはったら、クリックよろしゅうに!