「民の見えざる手」(大前研一 著)
混迷している日本経済を立ち直らせるための新たな着想を世に問う一冊。 景気の低迷が長期にわたり、いつまで経っても明るい見通しが立たない日本。その日本の現状を分析して、明快な処方箋を提示しようというこの本は、タイトルにもある市場の「民の見えざる手」の正体を見抜き、経済の活力を生み出してみせるという意欲に溢れています。 特に、第4章「規制撤廃が生む鉱脈 ~ 真の埋蔵金=潜在需要はここにある」は、日頃目にする考え方との違いがはっきりしていて、刺激的なものです。 相変わらずエネルギッシュな活動を続ける著者の会心の作品の一つと言えそうです。***********************************************************「民の見えざる手 - デフレ時代の新・国富論」 著者 大前研一 発行所 株式会社 小学館 定価 本体1500円+税***********************************************************民の見えざる手