「精神科ER 鍵のない診察室」(備瀬哲弘 著)
「心の病」の真の姿を描き出した作品。 家族の自殺という過去を背負う女性、幻聴に悩まされる若者、コミュニケーションに問題を抱えるPDD(広汎性発達障害)の男性など、「心の病」を抱えた患者たちの姿は、私たちの社会の確かな一面です。 PDDの夫を持つ妻は、大きな心理的負担を抱え、「毎日離婚を考える」一方で、「もうちょっとだけ様子をみてみたい」と語る。「心の病」の患者の家族もまた、懸命に毎日を生きています。 「心の病」がより身近な存在になった現在、その姿を知っておくことが必要になってきていると痛感させられました。 ***********************************************************「精神科ER 鍵のない診察室」(集英社文庫) 著者 備瀬哲弘 発行所 株式会社集英社 定価 552円+税***********************************************************【送料無料】精神科ER鍵のない診察室