テーマ:落語について(2207)
カテゴリ:落語
【粗筋】 「今更遅い。師匠のさん喬は泣いているぞ」 「俺より歌が下手なくせに人気が出やがって……おい、男と女が二人きり、要求は分かっているな」 「よし、じゃあ、謎かけをやってみろ」 「謎かけって寄席の芸ね……曙が……みたいな」 「違う。プロのお手本を見せてやろう。花火と掛けてご飯と解く。その心は、ドン、ドン、丼」 「よく分からないわ」 「花火の音とご飯の丼を掛けたんだ。これがプロの技だ、お前もやってみろ」 「花火と掛けて仕事の後の宴会と解きます」 「打ち上げで盛り上がるでしょう」 と、怒り心頭の凶悪犯・柳亭市馬、アイドルを追い掛ける。この隙に警察が屋形船を囲む。犯人の柳亭市馬、屋根に上がって逃げようとするが、警察官が迫って来ると、足を滑らせて、川へどっぽーん。 「何て粗忽な犯人だ。ほら、助けてやるぞ。屋形船のてっぺんから落ちたか」 「いいえ、七段目」 【成立】 柳家喬太郎が演った。分かるかなあ……楽屋落ち的な話題満載のネタで、落語会のメンバーや出したネタが変わると、内容も変わるのだろう……って、他で演ったのかしら。因みにアイドルが歌ったのは……タイトルが公序良俗に反すると判断されました。ネットで聞けるんだけど……船頭の徳さんは「船徳」、「曙が」は昔々亭桃太郎のネタ。最後は市馬の得意とする「七段目」。その日に掛かったネタを入れるのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.05 10:07:46
コメント(0) | コメントを書く
[落語] カテゴリの最新記事
|
|