テーマ:落語について(2342)
カテゴリ:落語
【粗筋】 「何言っているの、お前さんだって、福助に似ているよ」 「俺が、役者の福助に似ているのか」
可楽が亭主の気持ちの浮き沈みを見事に表現しているのに対し、文治は名前を並べる面白さに徹した分、心理描写は不足しているように感じた。あ、これは小学校時代の感想です。 そうそう、「映画と女房」という噺もあるのでお楽しみに。 【蘊蓄】 一方人形の福助は、頭だけが異常に大きい、身長わずか60センチだったという実在の人物。享和2(1802)年に長寿で亡くなったという。2000年頃のテレビのクイズ番組で叶という姓だったといっていたが、よく分からない。出世・開運の縁起物として焼物が作られた。デザインは、七福神の福禄寿を写したという説もある。 ついでに足袋の会社は「丸福」といったが、1900(明治33)年、社名変更を余儀なくされ、創業者の一人が伊勢で人形を見たのがきっかけで新しい商標とした。現在は商品にカタカナでデザインされた文字を用い、人形は足袋のこはぜに残るのみ。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.23 15:57:55
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