テーマ:落語について(2358)
カテゴリ:落語
【粗筋】 【成立】 安永2(1773)年『座笑産』の「神木」。「糠に釘」で効き目がないという落ち。「藁人形」と同じなのであまり演じられない。 【蘊蓄】 丑の刻参りの正しいスタイルは、白い着物、ざんばら髪、顔に白粉、歯は鉄漿(おはぐろ)、濃い口紅を付ける。頭に金輪を付けて蝋燭3本を立て、胸に鏡を掛け、口に櫛をくわえ、歯の高い下駄を履く。藁人形は市販の物でもいいが、藁の中に相手の髪の毛を入れなければならない。丑の刻に御神木に五寸釘で打ち込む。これを七日間続けて、中に織り込んだ髪の毛が切れると、帰り道に大きな黒い牛が寝そべっているので、恐れずに乗り越えて帰ることが出来れば、相手はきっと死ぬ。途中で誰かに見られたり、最後に牛が現れなければ、丑の刻参りは失敗、呪いは自分に返ってくるので、確実に早死にする。ぜひお試しあれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.01.11 17:45:52
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