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カテゴリ:Christian(クリスチャン)
このところ本当に「本の虫」と化してます。寝ても覚めても読書漬け。
こんなに集中して読み続けたのは久しぶり。 きっと私自身の中に満たされずに乾いたものがあるからなんだよね。 それは生活や家族に対するものじゃなく自分自身の心の中の問題。 今の私には、本当に委ね従うのみの結果を待ち望む状態でね・・・・・ 読みふけっているのは三浦綾子さん。 5日足らずで、「塩狩峠」「道ありき」「氷点」制覇。 これらは大分前・・・・20数年前にも読んだけど、当時の私よりも大分大人になった私は全く持って違った感想をもってね。・・・・特に「氷点」 テーマは「原罪」ってことなんだけど、昔の私はただ単に夏枝のエゴイスティックさだけに腹立たせ、陽子や徹のピュアさだけに胸を痛めて読んだ。 そして四半世紀がたち(笑)、その間 結婚、出産、教会通い、バプティスマを経験して私は成長したんだよね。(少なくともその頃と比べればね) 私は夏枝とさほど変わらない人間だって思って、私の心の中にいつもある自分の汚い部分(計算高かったり、軽蔑したり・・・・)が三浦さんの言葉によって目の前に現れたような気がした。 確かに夏枝は母としても妻としても・・・人間として最低と思う。けど、私だって彼女とさほど変わらないから、彼女を攻めることなんてできないし、宇宙の中のちっぽけな私たちの持つ「罪」なんて、夏枝のそれと私のそれとは全く持って差がないんだよね。 そう、どんなにキレイ事を言っても、どんなに人々に感謝され尊敬されるように生きてきたとしても心の中に潜む人間誰しもがもって生まれた「罪」は消すことはできないんだよね。 実は、私はたまに心と言葉を逆の表現してしまうことがあって、それは私だけがいつもそうなのか?それとも人間なら誰しもあることなのか?って悩んでた。 そして、それって「私はなんて自己チュウで我が儘なんだろう」って気持ちにさせてた。 でもね、なんか漠然とだけど分かったんだよね。 きっと人間誰しもがもっているものなんだって。 そしてそれが三浦綾子さんの言う「原罪」なんじゃないのかって。 "I have not come to call the righteous, but sinners to repentance." Luke5:32 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 4, 2007 06:53:47 PM
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