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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2024.05.20
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート いきなり抱き付かれての小埜瀬、目を真ん丸に、
「おっと。」

優維香、小埜瀬を抱き締めながら、
「ごめんなさい、ごめんなさい。」

行き交う人たちがふたりを見つめる。しかも、笑顔で…。
辺りはもう、何事もなかったような状態。

小埜瀬、優維香に抱き付かれながら、優維香の背中に右手で、ポンポンと。
「はは。チーフ殿。…周りから見られてますよ。」

その瞬間、優維香、いきなり目を開けて、
「あ。」
すぐさま、小埜瀬から離れて、
「ご、ごめんなさい。ごめんなさい。私、いきなりで…。」
優維香、小埜瀬に深く頭を下げて。3回程。

小埜瀬、そんな優維香に、
「僕の方こそ。」
そして優維香を見て、
「チーフ殿こそ、大丈夫ですか~~、怪我は…???」

その時優維香、
「あ。」
小埜瀬の両手を取って、
「リーダー、怪我…。手から血。」

小埜瀬、地面に倒れた時に手の甲を僅かに擦り剝いて…。

小埜瀬、自分の手を見て、
「あ、いや…。この程度…。」

優維香、小埜瀬が自分の手を見ている隙に、辺りを見て、
「あ、リーダー、あそこ、コンビニ。」

小埜瀬、
「へっ…???」

すぐさま優維香、小埜瀬の左手を取って引っ張って。

小埜瀬、
「あ、いや…。」


そのまま数メートル。そして…、交差点、青。

小埜瀬、
「チーフ殿~~。はいはい、分かりました~~。」

その声に優維香、後ろを振り向いて、
「えっ…???」
左手を引っ張ったままで。その事にようやく気付いて優維香、
「あっ。」
いきなり手を放して。

それでも、横断歩道。ふたり、共に立ち止まるが…。

小埜瀬、優維香に、顔をコクリと。
「とにかく、行きましょう。」

優維香、体を後ろに、
「あ、えぇ。」

歩きながらまた通りの向こう側に。そしてまた信号で…。

小埜瀬、
「まっ。確かに。」

優維香、そんな小埜瀬に、
「へっ…???」

「…と、言うのも…、僕のこの両手の擦り傷…。会社に行ったら、バレちゃいますもんね~~。しかも…、チーフ殿と一緒だったのに、どうして手当って…、言われちゃいますもんね~~。」

けれども優維香、
「あ、でも…。それよりも前に、そのままじゃ後で…。」

「確かに。」

コンビニに入り優維香、アチコチ探して…。
「あ、あった。」
けれどもその瞬間、優維香、倒れた時の…。思わず、頭を右左に小刻みに振って、
「とにかく。」

小埜瀬、
「はい…???…何か、言いました…???」


ただ、このコンビニで販売していたのは、絆創膏。

優維香、
「あっ。でも…、これじゃあ…、ちょっと…。」
そして、
「リーダー。」

小埜瀬、
「はい。」

優維香、また小埜瀬の手の甲、両方を見て、
「何とかこれで…。」
そして、
「会社戻ったら、すぐに手当、しますから。」

小埜瀬、その声に、
「はい。分かりました。」

店の外で絆創膏を小埜瀬の両手に。

小埜瀬、
「まさか…。こんな事までチーフ殿に。」

「チーフ、チーフ、言わないでくださ~~い。会社の外でまで~~。」

その声に小埜瀬、
「えっ…???…でも、チーフ殿も僕の事、リーダーって、言ってますけど…。」

優維香、いきなり、
「あっ。」
すると優維香、
「まっ。確かに。」

「僕には隆英って名前、あるんですけど~~。」

優維香、口を尖らせて、
「私にだって、優維香って名前ありますぅ~~。」

「じゃあ~~。それで、良いんじゃないですか…???」

その声に優維香、
「はい…???」

「会社にいる時は、いつも通り。こういう時は、お互いに、名前で…。」
「で…って、そんな事言ったって、いきなり。」

「でも、チーフ殿から言い出したから。それに、口を尖らせて~~~。」

その、「口を尖らせて。」の言葉でまた優維香、さっきの唇と唇の事を。
「あ。いや…。…ってか…。」
僅かに数秒。優維香、
「分かりました。……。え…と、小埜瀬隆英さん。」

いきなり小埜瀬、
「ぷっ。小埜瀬隆英はないでしょう~~。余りにも他人行儀な~~。僕なら、優維香さん。…って言えますけど。優維香さん。」

思わず真っ赤になって右目を歪めての優維香、
「きぃ~~~。」
そして、
「分かりました~~。隆英さん。」

その声に小埜瀬、
「ベリーグッドです。」
そして、
「はい。もう一度。」
ニッコリと。

優維香、そんな小埜瀬を見て、思わずムカついたように、
「分かりましたよ。隆英さん、隆英さん。はいはい。隆英さん。」

可笑しがりながら小埜瀬、
「ヤケになってません。」

いきなり険しい表情での優維香、
「なってません。んもぅ~~。行きますよ。」

「行きますよって、どちらへ…???」

その瞬間、優維香、
「えっ…???」

「優維香様、どちらへ…。」

優維香、今度は思わずキョトンとして、
「あ、いや~~。どちらまでって言われても~~。」
すると優維香、またまた口を尖らせて、今度は小埜瀬の背中に。
そして、小埜瀬の背中を両手で押して、
「はいはい。どちらでも。」

可笑しがりながら小埜瀬、
「はいはい。分かりました~~。優維香様~~。」

「様は要らないっての~~。」









好きになれない。   vol,263.   いきなり抱き付かれての小埜瀬。

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最終更新日  2024.05.20 18:10:54
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