大学合格実績に注意。
息子が大学受験をする側になって中学受験の時には見えてなかったものが見えてきました。それは大学合格実績データ。ここに慶應大学と早稲田大学の受験日程があります。慶應大学早稲田大学こちらを見ると、学部ごとに受験日が違うことがわかると思います。例えば慶應だと10学部受けることができます。早稲田だと11学部をひとりで受けることができるのです。そうすると中学受験の時には見えなかった数字の裏が見えてくるのです。例えばどこかの中高一貫校で慶應5人、早稲田10人!などと高らかにうたっているところがあったとしましょう。でももしかしたらその数字はたったひとりで稼ぎ出しているものかもしれないのです。たとえば慶應5人だとしたら、どうしても慶應に行きたい人ひとりが色んな学部を受けているかもしれないのです。息子の周りでも早慶両方受ける方、慶應に2学部もしくは3学部受けるというかたいます。どうしても行きたかったら2度3度と受けることでしょう。そして全部受かったという人もいるわけです。昔の私だったら生徒数と合格者数を単純に比較して「うわー3人に1人早稲田に受かってるなんて、この学校、すごいなー」とか思うかもしれません。でも、そうではないのだろうな……ということに気づいてしまったこのごろです(≧∇≦;大学合格者数だけで判断せず、合格学部ごとの人数もわかるのなら調べたほうがいいです。学部がバラバラな場合、もしかしたら1人の人が稼ぎ出した数字なのかもしれないわけですから……。それから早稲田の場合偏差値が60-69慶應の場合偏差値が63-72と学科によって開きがあります。どの学科に合格したのかというチェックも必要かもしれません。とにかく10人合格!とあっても、合格した生徒数が10人いるわけではなく、極端な例ですが、1人が10学科受かってる!というケースもあるのかもしれないということは、ぜひ知っていただきたいなと思います。早稲田慶應だけじゃありません。本当に優秀なひとにぎりの生徒さんが、国立大も、早稲田も、慶應も、それから滑り止めに東京理科大も、青山学院も合格して、ひとりの生徒で6校分の実績を作っている場合もあるのです。学校の「合格実績」に目をくらまされないためには「合格実績」ではなく「進学実績」を見ることです。実際にその大学に何人進学したか。それを見れば、合格したのは何人だったのかが透けて見えてくることでしょう。たとえば慶應大に5人合格していた。でも進学したのは1人だった。としたら……。もしかしたらその合格者数として公表されていた「5人」というのは、5学部すべてに合格したたった1人だったかもしれないのです。実際に慶應大学は5学部以上受験する生徒が毎年200人近くいます。(国公立は基本的に前期・中期・後期と3日しか日程がありません。中期日程を設けている学校は少ないので実質前期後期の2日しかチャンスないです)迷走する私立中高一貫校に進学した私の息子の経験談。【送料無料】たたかえ!てんぱりママ [ 内藤みか ]