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2013年02月03日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
娘の中学入試は終了しました。4科目しか受け付けない塾に理科と社会の2科目だけの受講を認めていただき、国語はわたし、算数は息子が教えました。

第1志望にご縁をいただけて感謝の気持ちでいっぱいです・・・。


さあ次は息子のセンター模試が来年待ってますから
そちらに向けてスパートです(≧∇≦)/


娘よりずっとずっと息子のほうが心配です!



それと先日読売新聞の記事でリニューアル校で出願者数が増えているというような記事を見かけました。


これは注意したほうがいいと思います。

こうしたリニューアル校の一部は受験日を細切れに分けて、その都度入学者数を受け付けます。


その学校を志望する人には「受ける予定の日には全部出願してください。受験料は何回受けても同じですよ」と呼びかける学校もあるそうです。


そうするとどうでしょう。


1日だけ入試を行う時には

100人のところに100人の応募で1.0倍 述べ受験者100名の受験者数が

入試日を10回に分けたら
それぞれ10人ずつの募集になりますよね?
志望者は100人と変わりません。でも全員が一応念のため10回の入試すべてに出願したとしましょう。


1回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍

2回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍

3回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍
 

 ………
10回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍


こうすれば、述べ出願者1000人、となってしまうんです!


なんだかえらい人気のある学校のように「錯覚」してしまいますよね。

でも実質受験者は100人のままなんですよ。


でも実際は、1度受かった生徒はもう2度と受験しませんよね。
だから少しずつ倍率は減っていきます。

1回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍

2回目 募集人数10人 出願数 90人 倍率9.0倍

3回目 募集人数10人 出願数 80人 倍率8.0倍
 

 ………
10回目 募集人数10人 出願数 10人 倍率1.0倍



となるのです。

でもこれだって充分人気校のような気がしますよね?

でもほんとは定員ちょうどの応募しかなかった学校なのかもしれないわけです。

私はこうした学校に聞いてみたいです。

結局、実際のところ受験者を全員体育館に集合させたら何人になるんです?と。

もしかしたら1000人と発表しているのに100人かもしれないです。

そういうの、ちょっと、気になります。


これだけじゃありません。

こうした学校は合格者はわりと多めに出します。

なぜなら上位校に合格した生徒さんはそちらに行ってしまうからです。

つまり滑り止めにされているケースがあるからです。

1回目 募集人数10人 出願数 100人 合格者30人

2回目 募集人数10人 出願数 100人 合格者30人

3回目 募集人数10人 出願数 100人 合格者30人
 

 ………
10回目 募集人数10人 出願数 100人 合格者30人


というかんじでたとえば300人も合格者を出してしまうなんてことになってたり。

なぜなら30人中20人が他校を選んでしまうからなんです。



以上のことは私の推論ですが、外れていないことのほうが多いんじゃないかと思います。

これは数字のマジックではないかと思います。

「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」の

山田真哉さんにお伝えしておかなくちゃ(≧∇≦;;;


なぜわざわざ複数回の受験問題を作るのも大変なのにそんな入試を行っているかというと、倍率が増えて見えるから、人気がある学校に思ってもらえるから、なのではないかと思います。学校によって事情は他にもあるかもしれませんが。


たとえば某校の受験結果を見てみると

100人以上の出願者があったはずなのに
実際には50人くらいしか受けてません。
出願者半減してます。

なぜなのかというと

1)もうすでに2/1にその学校に合格したので受ける必要がない
2)出願するだけ出願したけれど、やはり他の学校を受けた
3)出願を取り下げた
4)体調不良による欠席

の4つあたりが考えられます。ひとつひとつあえて説明しませんがこういう場合は、(2)が多いのだと思われます。


だから中学入試では見せかけの延べ出願者に騙されず、

実質受験者や実質倍率のほうを重視したほうがいいでしょう。


もしその数字を出し渋っている学校があるとしたら、「どうしてこんなに細かく入試を分けているのですか?実受験者はどのくらいいるのですか?」と少し突っ込んで質問してみたほうが、いいかもしれません。


私は息子や娘が受けるわけではないのですが、こうした細切れ入試校はチェックしてしまいます。なぜなら数字のからくりが面白いから。


たとえば昨年よりずっと特待生の合格者数が減った学校を見ると、

あら、学校の台所事情が厳しいのかしら……とか、よけいな想像までしてしまいます(あくまでも想像です)。


また、昨年度より今年、ぐっと倍率が上がったような表示も気をつけて数字を見たほうがいいでしょう。

「実質受験者」はたとえば同じ100人だったとしましょう。
昨年は合格者を30人出したので実質倍率は3.3倍でした。
でも今年は合格者を10人しか出さなかったので、実質倍率は10.0倍に跳ね上がりました。

これは本当に成績がふるわない受験生ばかりだったのかもしれませんが、
倍率を上げるべく数字の調整を行ったのかもしれないし、それは私達にはわかりません。

ただ、老舗上位進学校は、毎年合格者数にそれほど大きな動きはありません。
数字は安定しているわけです。年によっていたずらに受験者数を急に控えめにするなど数字の変動をさせたら、受験生が少し気の毒だなと思います。


何が言いたいかというと、要は、細切れに受験回数を分けている中堅あたりの新規リニューアル校と、2月1日にたった1度だけ受験をするという有名上位校とを「述べ受験者数」で比較するのはおかしいのではないか、ということなのです。


何回受けても出願料が変わらない場合は、学校へのウケも考え、親はできるだけ多くの回に○をつけてはおくものです。そうしたらそれがそのまま出願人数としてカウントされ、えらい数に膨れてしまうのだから首を傾げます。


受験における数字のマジックは他にも見受けられます。
たとえば複数回試験を行う某校があるとしましょう。
某校は、昨年よりも出願者数は下回っていたとしましょう。

でもその数字だけを出すと、人気が下降気味だというイメージを与えてしまいます。

それで、第1回試験での合格者を昨年より一気に30人も減らしてみました!


第1日目の受験者というのは、第一志望組、その学校に惚れ込み、何度でも受験に挑んでくれる、学校にとっては大切な「常連客」です。第1日目の合格者を減らしたことで、30人もの「普段だったら受かるはずの第1志望者」が出てしまいました。彼らはどうするかというと、2日目にも3日目にもその学校を受け続けてくれるわけです。

そうするとどうなるかというと、実質受験者数が増えます。
そして入試倍率も上がります。
本来なら1日目で合格していたはずの30人が受けているので、入試が賑わっているかのような「錯覚」を与えることができるわけです。


これらは私の推測です。
でも数字をいじり、学校のイメージを上げることって実はそう難しいことじゃないのかもしれないなと最近は思います。

すべてのリニューアル校がマジックを使っているわけではないと思いますが、
複数回受験を行っていて、例年と大きく受験時の数字を動かしているところは、何かイメージ操作をしているのではないか?と チェックをしてみることは必要だと思います。

色々調べているうちに、受験の作戦を立てるコンサルタントさんのようなかたがいるとも耳にしました。そうした職業が実在するかはわかりませんが、少なくとも広告を何度も打つような学校は代理店さんが何らかの集客(受験者増)のためのアドバイスをしてくれることはあるだろうなと思います。


(しつこいようですが、すべて私の推測です)




その学校の本当の人気

がいかがなものかは、自分達でしっかりと数字を読んだほうがいいでしょう。

読売新聞の記事は、こちらです。







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最終更新日  2013年02月10日 21時02分38秒


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