ぷちスピ日記

私、自分で言うのも何ですが「変わった子ども」でした。

子どもの頃の記憶は多分３歳くらいから
ハッキリしていて色々自覚して行動していました。
たぶん親とか周りの大人は「ませた子」くらいにしか
思っていなかったと思うけど、
自分で自分なりに色々考えて
行動してる幼稚園児でした。

あの時何を考えてどうしてそうしたか、とか
かなり鮮明に覚えてることがたくさんあります。

なので「この時間にコレをしなくてはいけない」を
人に言われてそのまますることが出来ず
自分なりに消化できないと実行出来ないんですよ。
その消化に時間がかかるからややこしい。
幼稚園でも小学校低学年時でも色々やらかしてました。

母が言うには小学生になった当初のテストで
私は最初
「このプリントを全部終わってから提出する」が
理解できなくて、いつも途中までやって満足して
提出していたそうです。これは覚えてません。

次に思いついたのは「人より早く出す」というルール。
これはしっかり覚えています。
中身が合っていようが間違っていようが
とにかく全部埋めて人よりも早く出そうとしてました。
当然100点はほとんど取れません(^ ^;

やっとちゃんと全部正解を書いてから提出すること
というルールを消化したのはいつだったか・・・
たぶん２年生になってからだと思います。
１００点が取れるようになったのは確かその頃でしたから。
親も「なんじゃこの子は？」と頭クラクラ状態だったかも。

そして困ったのは人と同じものに同調することが
すごく難しかったんですよね。

流行のサンリオのキャラとか、タレントとかって
話題になっても全然何がおもしろいのかと
思うばかりで当惑するのですが
とりあえず何とか合わせようと努力してました。

一番苦労してたのは「人と一緒に笑うこと」
みんながドッと笑う瞬間に取り残されることが多くて
なんでみんな同時に笑えるの？と思ったり。

４年生の時には顔面神経麻痺に突然なりました。
これは原因不明の病気。
ストレスも一因だったかとか言われたけど分かりません。
一応２週間入院して首から神経への注射と
点滴を続けて治りましたが。

そうこうしてるうちに自分が生きてる世界に
リアリティというか現実感がドンドン薄れてきて
毎日無機質な絵の中で動いてるような感覚に。

目の前にいる家族さえ生きてる感じがしなくなり
電車から外を眺めるとまるで絵が動いているだけで
この電車は動いていないような感じがしたり。

夜中に真横で寝ている妹の腕を握って
体温と脈拍を感じて「これは生きてるはず」と
思うことで何とか自分を保ってました。

この感じを誰かに相談しようにも何とも説明出来ず
自分一人で抱え込んだまま
治ったのは１年から１年半くらいかな～たぶん。
もっとかかったかな？あまり覚えていませんが。

よく父に連れられて通っていた教会で
礼拝後、誰もいない礼拝堂で治して欲しいと
祈っていたら突然治りました。
これは未だに不思議なのですが本当です。
神は身近にいると感じた瞬間です。

私がそれを「離人症」と言うと知ったのは
大学生の頃に読んだ新聞の片隅のコラム。
あれは精神病だったの！！！と驚きました。

その頃はそんな私に気づいてくれなかった親を
恨んだりしたけれど、今思うと気づいてくれなくて
良かったかな～と思ったり。

もちろんそれは結果オーライというか
ラッキ～なことに何とか治ったから良かったけど
やっぱりちゃんと治療とか何か受けるべきものを
受けた方が良い場合も多いわけであって
私の治癒例はちょっと特殊だと思います。
他人にはあまり真似して欲しくないというか(^ ^;

ただ、最近エーテル体のずれという言葉を知って
私もそうだったかもと思ったりしたわけです。

前の日記に書いたみたいに「イジメ」に遭ったのも
やっぱり「変わった子ども」には
よくありがちな事ですよね～。

そんな「変わった子ども」だったけど成長と共に
段々周りとのズレを感じることも減ってきて
気がつけば友達との交流も楽しく出来るようになり
流行のものを面白いじゃんと思える感性も育ち
楽しい高校生活を送ることも出来て
何とか普通になれたのもラッキ～かな。

でもあの頃、精神科に連れて行かれて
私は何と診断されてどんな薬を飲んで
どんな治療を受けていたのだろうと
時々思ったりします。

私くらいの程度だったら、
行って診断を受けたとしても
何でも無いと言ってもらえたかな？
どうなんだろ？

その辺りの境界線って？とか
考えてしまうことも時々あります。

あまり微妙な話なので書かない方が良いかとも
思ったのですが、あくまで私個人のこととして
ちょっと書かせていただきました。