「消費をしなくなったなぁ‥」生活費だけの生活をしている私。
食費と日用品以外で、全くお金を使っていない。
交通費もいらないし、何処にも行かないから服を買うこともない。
交際費はゼロだし、消費意欲は全く出てこない。
実は腕時計の電池が切れているのだが、
家に居れば必要が無いわけで、電池の取り換えをする気にもならない。
外に出れば時計を何回も見るシチュエーションが有るのだが、
家には部屋の何処かに、時間を教えてくれる時計が有る。
動かないので、私自身が省エネモードに入っていて、
食事も少量で済むし、水分以外あまり欲しいとも思わない。
時々エネルギーが欲しいのか、飴を舐めるだけである。
「ガイアの夜明け」では、
「2週間前の4月7日午後7時の緊急事態宣言の日から、
カメラを回し始めた」と言うナレーションから、始まった。
猛威をふるう新型コロナウイルスの感染を食い止めるための、
安倍総理がテレビで発表した「緊急事態宣言」の日からである。
その前と後で何が変わったのかを、5つの現場から話しを進めていた。
そこで最初に取り上げたのが、コンビニのローソンだった。
緊急事態宣言で、営業すら出来ない業種は、
対策をどうとるか以前の問題である。
まだ外食産業は、頑張ってテイクアウトするほうにシフトしている。
でも営業している産業でも、消費は減っているわけで、
営業出来ていれば問題無いなんてことにはならない。
それ以前に、営業するなら感染のリスクをどう回避するかが、
まず問題になるわけで、食料品全般での取り組みは、
人と人との接触を減らすことにある。
どこでもレジ待ちでのお客様同士の接触や、
レジ打ちの従業員との接触が問題になる。
レジカウンターの従業員とお客様との間には、
飛沫感染防止のためのビニールシートが貼られていて、
今ではそれが主流になっている。
レジ待ちの人と人との間は、かなりの間をあけて並ぶようにしている。
時々知らない人がその間に入ってきてしまい、
横入り状態になって揉めたりする。
‥だが、これもその内慣れるだろう。
ローソンでは、対面でもセルフでも切り替え可能なレジなので、
これをセルフに切り替えていた。
元々は人手不足の対応で去年全店に導入したものだが、
まさか今回のウイルスの対策になるとは、
導入した当時は考えてもいなかっただろうと思う。
また、コンビニ業界で頭を悩ませていることは他にも有る。
テレワークが進んだことで、
オフィス街のコンビニにお客様が来なくなったことである。
店を開けていても‥お客様自体が来ない状態だ。
なのでコンビニとしては、
「店舗での巣ごもり需要商品の品揃え、強化」を打ち出していた。
なかでも力を入れていたのが、毎日の食事に使われる物の品揃えを、
どんどん充実させることだった。
その戦略の舞台になるのが、住宅街にあるコンビニだった。
あまり出歩いていけないと言われていても、
食料品は買わないと生きていけない。
出歩かないということを考えると、スーパーより近くにあるコンビニで、
毎日食べる物を調達することになる。
私の家はコンビニとスーパーは同じ位の距離にあるので、
やっぱり品揃えを考えると、スーパーに足が向いて行く。
でも、スーパー以外で補充できるものは、コンビニも薬局も使う。
私の家から10分圏内に、スギ薬局とスギヤマ薬局とコスモスがある。
コンビニも有るから、私の家は恵まれた場所に有ると思う。
他にも10分以内には、農協と信用金庫を含む銀行が5軒あり、
役場や公民館や交番までも有る。
バス停とタクシー乗り場は、やっぱり10分以内にあるので、
非常に便利である。あっ、喫茶店も5軒は有るなぁ‥。
もしかして都会!?(笑)‥ずーずーしい私である。
「家庭のお客様に向けた品揃えをアピールしましょう」と、
コンビニの本部の人が、住宅街にあるコンビニを回って戦略を話す。
中でも袋野菜を充実させる。
料理を家で、今までより多くしなければならなくなった主婦にとって、
この袋に入ったカット野菜は重宝する。
普段買う生鮮食品の棚を、2倍に充実させたのだが、
これが飛ぶように売れていた。
スイーツも1.5倍多く仕入れて勝負に出たのだが、
これも良く売れていった。‥家に人が居る証拠である。
オフィスから住宅へ、人の流れに合わせて戦略をたてるコンビニ業界。
いままでと同じように営業していても利益は激減する。
その時の環境の変化に合わせた戦略を立てることが、
生き残る道となる。‥企業努力に敬服する。