ウィークエンド・クッキング・ロール

甘酒横丁をちょと入ったところにある小さな和菓子屋さん「京菓子司　彦九郎」
有名な鯛焼屋の柳屋のすぐそばにある。
甘酒横丁の交差点にあるのは「玉英堂　彦九郎」ととにかく紛らわしい。
関係があるのかどうかは？

この一間ほどの幅しかないお店なのだが、いつ見ても清潔な雰囲気は変わらない。
というか、不潔な和菓子屋というのもそう見かけないか。

この日は店頭に「水まんじゅう」がディスプレイされていて、涼を求めて購入してしまった。
6個入りの丸い桶に入ったプルプルの水まんじゅうなのだが「葛の中に寒天を加えて程よい硬さに仕上げ、こし餡を入れた見た目にも美しい涼菓饅頭。」と説明書に書いてあった。
というわけで見た目よりも意外としっかりしている。餡は比較的甘めかと。
しかしどうもあまりにも滑らかすぎる食感が気になって、箱の裏の原材料を確認すると
やはりトレハロースの文字があるではないか！
時間が経ってもプルプルの食感をキープする添加物である。
いまや大人気の添加物で、多くの食品に使われていて一応安全といわれているものではあるが、こういった和菓子に使われるとちょっとだけ残念な気もした。

若い頃、練馬区の桜台の和菓子屋さんで絶品の葛饅頭に出会ったことがあった。
店の名前は忘れてしまったが、木造の雰囲気のあるお店だった。
朝早くから餡を炊く香りがその一帯に漂って、その香りに惹かれてお店が開くと同時に
買い求めたものだった。
その店の葛饅頭は絶対に冷蔵庫に入れてはいけない。なぜなら葛がカチカチになってしまうからだ。
しかし、冷やさなくとも口に入れた瞬間にひんやりした食感が口いっぱいに広がった。
餡も滑らかで程よい甘さ。笹の葉で包んだ香りがこれまたいい。
果たしてその店が未だに存在するのか気になるところだ。
場所は確か桜台の駅の南口？を出て練馬方向に5分ほど行ったところだったかと。
近くに電気屋さんがあったな。といってもかなり昔のことだからどうなんだろう？？？
どなたかご存知ないかな。


京菓子司　彦九郎
住所 東京都中央区日本橋人形町2-11-3
TEL：03-3660-5533
営業時間 10:00～21:00
定休日 日曜日


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