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カテゴリ:日常生活
最近エクセルはソウルまで車を飛ばして通っている。そんでもって運転中に電話がかかってきたのだが出られる状況ではないのでついてからかかってきた電話番号を確認した。そしたらみたこともないソウル02から始まる番号。
普通だったらかけなおすこともなくほっぽいておくのだけれど、なんとなく気まぐれかかけてみた。 「もしもし?」 「もしもし どなたですか?」→ものすごい低いおっさんの声 「えっと、さっき電話くださったみたいなんですが、どちら様でしょう?」 「ええ・・・と・・ああ もしかしてみるかる先生ですか?」 「へ?そうですけど・・・?」 「おぼえていますか?昔家庭教師してもらって日本に行った金です」 「へ~!!金さんですか?!」 この金さんという人、私が論文を書いていたころに、家庭教師をしていた国家公務員で、もともとは陸軍士官?かなり上のお方だったのだが、軍隊の酒文化にいやけがさして、しけんをうけて国家公務員になりインドネシアの領事館に行ってまた帰国し、今度は在日領事館で働くために日本語を勉強したいということで私が紹介されたのだった。 いやぁあの時は一日2時間週5回、1ヶ月に100万と稼いだわけだ。 おいしい仕事の上、とっても熱心に勉強し、英国の紳士のようで、声がダンディーでとてもいい方だったのだ。 領事館が大阪だったので、結局日本であうことはできなかったのだけれど今回また任期が終わって完全帰国したらしい。帰ってきてありがたいことに私のことを思い出してくれて電話をくれたというのだ。 離別の後、私をもう一度たずねてくれる生徒というのはほとんどいない。 それほど私が蛋白な人間関係でやってきたのもあるけれど、正直ほんとにありがたくうれしかった。 日本にいって、また日本語が上手になった声を聞くとなんとも感慨深いものがある。近いうちにあいたいですわ。ほんとに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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