Larry Knechtel。
今月20日、心不全で死去。69歳。
1940年8月9日、カリフォルニア州生まれ。
キャリアのほとんどをスタジオ・ミュージシャンとして過ごす。
西海岸のピアニストといえば、すでにレオン・ラッセルという大きな存在があったため
彼が自己名義の活動を活発化させる(スタジオ・ミュージシャンの仕事を減らす)までは
オルガンや(もともと弾くことのできた)ベースに回ることも多かった。
それが逆にキャリアの幅を広げることにもなります。
たとえば、エルヴィス・プレスリーの<カムバック>TVスペシャル、バーズの『Mr. Tambourine Man』、ドアーズの『The Doors』などではベースを
ビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』ではハモンドを演奏。
とはいえ、彼の名前を燦然と輝かせることになったのは
サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」における
聖なるピアノ演奏。
この演奏には彼のアイデアも採り入れられ
グラミー賞の「Best Arrangement Accompanying Vocalist(s)」(最優秀編曲賞)も受賞。
それ以後も精力的な活動を続け
Larry Knechtel RECORDING CREDITS(Musician's Guide at Milarus Mansion)
http://home.cogeco.ca/%7Emansion3/larryknechtel.html
近年だとディクシー・チックスの
『Taking the Long Way』に参加。
グラミー賞のステージでも演奏しました。