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みやさとの感想文と(時々)感想絵

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2014.05.22
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カテゴリ:本や漫画の感想


遅い時間に失礼しております〜〜〜(^0^;;)

今日や〜〜〜っと全部読んだ本です(^0^;)
この前 ごっしーさんの梁塵秘抄を読みました、と書いた気がするんですが
あれは先月だったか先々月だったか・・・(^^;)

それに続けて読みました(^^)
これでやっと一昨年の(笑)、大河関連として買った本が全部(って3冊くらいだけど、でも実に2年の時を要したけど^^;)読めました(^0^)



もうごっしーさんと言えば 松田翔太さんのお顔をしていた事にわたしの中ではなってるんですが(^^)ゞ

西行さんも藤木直人さんですね(^^)
そういうつもりで今回も読んでみたんですが

いや、梁塵秘抄の本と異なり、今回の本の西行さんの伝承が多い事多い事っっっっ!!!(^0^;;)

すっごい愛された歌人だったんだな〜、と。
もう西行さんの知識はわたしは あの「願はくは花のしたにて春死なむ」の歌の通りに亡くなった人、
というくらいで
あとは大河で見た事が全てを占めておりました(^0^;)

なので 大河がどれくらい史実を反映してくれてたのかと言うことなんですけど

この本を読むと

まずは 西行さんが女性関係で出家したというのが まず 違うんじゃないかと。

彼はものすごく準備して出家したんだと言うことでしたね。

その後は もうかなり驚いた伝承もあったんですが
以下、印象に残ったところを書いていこうと思います。


そうそう、梁塵秘抄を読んでから この本で和歌を見ると
あ、随分言葉の調子が整ってるなとか 当たり前な事を改めて思うんですが

西行さんは崇徳院が配流された時に和歌衰退の危機を感じたそうなんです。

そこは詳しくは書かれてなかったのですが
つまりは崇徳院は和歌を愛されていて
ごっしーさんは今様を愛されていた、と言うことでいいのかしら・・・。

今様はホントに随分違うものですもんね、
梁塵秘抄を先に読んでおいてよかったです、実感としてちょっと分かる様な気になりました(^^)


あ、あの どうしても大河ではBLシーンが記憶に残ってしまった(^^;)藤原頼長さん。
彼の日記「台記」に 西行さんが出家した当初の事が書かれているそうなんですよ。
彼はどんな風に西行さんを見てたんでしょうね(^^)

そうだ、この本にもあったんですけど
院政期、西行さんも最初は北面の武士だったんですけど
上皇と北面の武士の間で男色が瀰漫したそうです・・・(^^;)
そう言えば 大河でもそうととってもいいような場面もあったような気が(^^;)
完全にうろ覚えなんですけど 崇徳院と・・・どなたかいましたよね?? あれ、ひょっとして西行さん??(^^;)



あと 西行さんて みちのくを2度、旅しているのですねぇ!
2度もようこそお越し下さいました、というか 知りませんでした!!(^^;)
いや みちのくを旅した歌人は芭蕉さんくらいだと思っておりました・・・(^^;)
その芭蕉さんも西行さんを思いながら旅をしていたのでしょうね。


桜の花を愛して 世捨て人に憧れて

でも 世俗に咲く桜を愛する心を終生捨てられなかった、西行法師の

これは一番驚いたエピソードなんですけど


彼はなんと 人恋しさのあまり 高野山の山奥で人骨を集めて人造人間を作ろうとしたそうなんです!(^^;)


事実かどうかはもちろん謎なんですけど
こういう説話ができるようなイメージも持たれていたのですね。


それから 崇徳院についても。
西行さんは崇徳院の怨霊化を懸念していたのではないか、とありましたね。
ドラマでは西行さんが荒れ狂う海の上の舟の中で念仏を唱えていましたっけ。

それが

この前読んだ梁塵秘抄にあったかな、ごめんなさい、今日この本で知ったのですが

崇徳院の怨霊については 梁塵秘抄にもそれを歌った今様が入っているそうで。

・・・ど どんな思いでごっしーさんはいたのだろう・・・(^^;)


そんな崇徳院に対して 現世のことはもういいじゃないかと 来世での幸福を祈って下さいと
そんな歌を西行さんは詠んでいたりもするのですね。


それから地獄絵を見た時の歌もあるんですが

あの和泉式部さんが 自分が現世で愛欲に溺れた罪で やがて地獄に堕ちなくてはならない、というような
地獄絵を見て衝撃を受けて詠んだ歌もあるんですよね(^0^)

いや 説明文を読んでたら 奪衣婆とか、獄卒とか、阿鼻地獄とか出てくるんですけど



すごい最近見た単語が並んでるなぁと(^0^;;)


ちょっと待ったっっ!! 今知った!!! 14巻出たの?! 



読みたいっっっっ!!!!(^0^;;) もうこれ確実に全巻揃えますね(^^;)



地獄に飛んだ頭を平安時代に戻しまして(^^;)


あと 面白いなと思ったのが
和歌には超人的な力が内在すると思ってる歌人さんが 西行さんも含め いらっしゃったと言うこと。


ふと、こちらの作品も思い出しました(^^) 


藤原定家さんのお名前も この本によく出て来たんです。
西行さんとも繋がりがあったんですねぇ。
そりゃあ 有名な歌人さんたち同士、お知り合いでない訳もないか。
何か色々 ぽつぽつとお名前だけ知っていた人たちが頭の中で繋がっていくのも楽しかったです(^^)


あと 西行さんと言えば高杉晋作さんのお名前もちょっと出て来たらいいのになとも思いましたが(^^)


ホントに なかなか先に読み進められなくて(笑)、読み応えあって
でも面白い1冊でした!
大河見ててよかった(^^) またもう少しだけ、歴史を覚えた気がいたします(^^)





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最終更新日  2014.05.22 22:14:32
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