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8月30日火曜日　11時
曇り空で夏の暑さがやややわらいだ東京です。
東京駅から中央線で西へ。三鷹駅近くの三鷹産業プラザ７階で11時から株式会社ＩＧポートの第３３回定時株主総会です。





ＩＧポートは「プロダクションＩＧ」「wit studio」などをもつアニメ制作会社。
代表作は「進撃の巨人」「攻殻機動隊」など。
今年は「SPY×FAMILY」「王様ランキング」などがヒット。

石川社長は新型コロナウイルス陽性のため欠席。子会社マッグガーデン会長もつとめる保坂取締役が代理で議長をつとめました。
経営報告は映像制作タイトルの紹介のみで短め。すぐに質疑応答に入りました。

　質問は１５件、同一人物から複数手があがったので実質６人か

１－１（大株主の投資ファンド）　wit studioが黒字化、ＩＧグループで50億の現金があるが、方向性は。　　　
　プロダクションIGは海外にむけて投資する方向でいる。wit studioも積極的に投資。

２　松戸市で性的対象になるとして削除されたアニメーションがあった。危機管理は。　　　　
　ＩＧポートとしてガイドラインを作成し、グループとして対応。

３－１　単純明快なガンアクションものがほしい　
　ガンアクションについては社内スタッフで検討。
　
４　しっかりとキャッシュを生む成長戦略を　　
　終わった作品は瞬間で客がはなれていくが、自作がでると旧作も売れる。作品が続いていくほうが新しい顧客を生むので中長期で成長させる

１－２　世界に通じるＩＰを作ってほしい。投資の世界は３割が成功する、継続的に投資してほしい。

３－２　wit studio作品は３ヶ月で終了して最終回までいかない。ヒット作品を途中で手放している
　他社に制作がうつることがある。継続して作れる体制をととのえる。

４　「名探偵コナン」の映画のエンドロールでプロダクションＩＧが。他社作品の制作協力はどのように。利益は？
　アニメーション業界として助け合っている。こちらからではなく作ってほしいという声をいただき制作。
　過去にはエヴァンゲリオンも。利益面では損することはない。

５　お金になる作品を
　クリエイターがやりたいものともうかるものに乖離がある。
　ネット上で盛り上がって見えるものでも、お金にならないものがある。
　若手にも数字をみせて教育していく。

３－３　シグナルエムディの原作選びが悪い。
　※シグナルエムディ・・・アニメ制作子会社の１つ。代表作「ひるね姫」「バースデーワンダーランド」
　いろいろな原作にチャレンジしてきたが経営陣を入れ替え。長期間続く家族ものをつくりたい。

４　株式会社オルタナの事業内容は　　　
　ゲーム会社との事業、いくつかのプロジェクトをすすめている。

５　川下戦略は　　
　中期経営戦略で、グループ全体で戦略戦術を打ち出す。

３－４　マッグガーデンは名前を聞いたことのない作品が多い。サンリオとかとコラボは　
　マッグガーデンは関西を拠点に活動し、地域に連携している。
　サンリオコラボは過去に「宇宙戦艦ヤマト」で実施。けっこうお金かかる。

３－５　映画「鹿の王」は作画はよかったがストーリーがダイジェスト的。「ハイキュー」はダイジェストにならないようにしてほしい。　　
　「鹿の王」は劇場作品を作りたいという声で映画化。
　「ハイキュー」は最後にむけた盛り上がりをファンと共有したい。ダイジェストにならないようにする。

６　（株式会社オルタナ）ゲーム事業のハード、ジャンルは　
　特定のハードにしぼっていない。全体としてすすめていくなかでプロジェクトとして立ち上げる。

３－６　アニメ「アオアシ」などスポーツアニメが人気　　
　ＩＧがスポーツアニメとして受け入れられるようにしたい。
　まずは「ハイキュー」を完結させる。


　12時前頃終了。
出席者は30名程度でした。



総会のお土産・・・　なし


■ＩＧポート株主総会記事

2019.8.27 ​2019 株主総会 IGポート