ピンポイントplus

2024年3月29日　金曜日

朝から雨と風が強く、傘をまともにさせないくらいの東京新宿。
東京都庁から新宿中央公園をこえた先にある
住友不動産西新宿ビル３号館１階で
株式会社Aimingの第１３期定時株主総会です。




Aimingは2015年に上場したオンラインゲームの企画、プロデュースをしている企業。
代表作は
「剣と魔法のログレス（マーベラス）」開発
「ドラゴンクエストタクト（スクウェアエニックス）」開発
「実況パワフルサッカー（コナミ）」開発、雲煙協力
「キャラバンストーリーズ」開発、運営
2023年度は売上高33%増の181億円だったものの、22億円の純損失でした。

１－１　（毎年常連の質問者っぽい）klabとなぜ共同開発にしたのか
※PC、モバイルゲーム「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」は当初klabからの受託制作だったが、2022年10月にklabとの共同開発に変更。
2024年2月に同タイトルの減損処理として、8億円の特別損失を計上。

　klabからの提案で共同開発に変更。
　2023年5月にアニメ４期が終わり、アニメにあわせて配信を開始できなかった。
　配信１ヶ月はよかったがその後の失速が想定よりもはやかった。

１－２　経営に数値目標はあるか。
　中期経営目標はつくっているが、３年後はかなり不確定。タイトルラインナップを充実させる。

２　「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」などユーザーターゲットなど調べてるか。。
　外部会社に委託して調査。ラノベ好きが多い。年齢層も調査。

３－１　株主総会は株主との対話の場だが内容がものたりない。他社のように映像紹介などしては。他社をかけもつ武市社外取締役の意見もききたい。
※武市社外取締役・・・元スクウェア社長、AQインタラクティブ社長で、現在はGamewith等複数者の社外取締役兼任
（椎葉社長）できる限り株主の質問には答えるつもり。会内容は次回にむけ検討する。
（武市取締役）スクウェアの総会は１億近くかけていた。今は開発に費用をさき業績をのばすのがいい。

３－２　開発長期化、高騰とあるが、低コストなゲームをつくっては。
　かつて「ブラウザ三国志」を作った。今はグラフィックの開発コストがかかる。
　「魔法学園」「脱獄ごっこ」「タップハンター」などコストの小さいゲームも展開。

２－２　生成AIは使用しているか。
　エンジニアで効率的にとりいれている。
　生成AIが何からひっぱっているか権利が不明なものがあり、簡単でないところもある。

４　ラブコメがはやっているが、ヒット作がない。
　ラブコメはコスプレを題材に。戦いや武器がないゲームはつくりにくい。

５　パッケージソフトの予定は。
　（モバイルの）基本無料のゲームは手にとってもらいやすい。
　パッケージは流通に出しても無名だと手にとってもらいにくい。
　世界のゲーム市場は22兆円で、そのうちスマホが12兆円。常に新しいものを考える。

６－１　コロプラと一緒に仕事する予定はあるか。
※2024年2月21日　第三者割当増資によりコロプラと資本業務提携、コロプラが筆頭株主に。
　お互いゲームに力を入れている会社。開発スタジオをいかしていく

６－２　「2.5次元の誘惑（リリサ）」のゲームはアニメ放映と同時に配信できるか。
　※アニメ「2.5次元の誘惑（リリサ）」はジャンプ＋連載、2024年7月アニメ放映開始予定
　アニメ１期だとキャラクター数が足りない可能性あり、熱量がたかい次期に配信したい。

７－１　社外取締役シン氏（テンセント社長）は複数社の取締役だが。
　フロムソフトウェア、プラチナゲームズなども社外取締役。
　グローバル市場に対するアドバイスなど。

７－２　太陽監査法人が金融庁から業務停止命令とあるが。
　継続して選任予定

８　yahooファイナンスの掲示板などにかかれいてる内容はみているか。公開時は公募価格900円で今は上場来安値圏
　yahooは見ている。IRのメールもすべて目を通している。
　スマートフォンゲーム業界全体が低調な中、４期連続で増収。

１－３　従業員数にアルバイト、派遣は含まれているか。
　アルバイトは含む、業務委託や派遣は含んでいない。

１－４　社長は若い社員とコミュニケーションとれているか。
　かつては社員全員の名前を覚えていた。
　最低限フランクな社長であることを認識し、でしゃばらないようにしている。

採決
11:30頃終了。
出席者は20名程度ですが、かなり質問者が多めでした。

おみやげ・・・なし