まいじー日記

活火山以外にハワイ島ならではの名物といえるのが黒砂ビーチ。冷えて固まった溶岩が砕けてできた砂が堆積した砂浜。アイスランドとかタイとかにもあるみたいだけど、ハワイ島のが一番有名じゃないかと思う。

ハワイ島のブラックサンドビーチといえば「プナルウビーチ」が有名だけど、ハワイ島旅行、ヒロでの3日目はちょっとマイナーな「ポホイケビーチ」に行ってきた。ここはこの夏の噴火でパホア（住宅地が溶岩流で破壊された街）に出現したばかりのできたてほやほやの黒砂ビーチで、ヒロからはプナルウよりだいぶ近い。

ヒロからパホアの街までは30分くらい、パホアの街からポホイケまでも一直線のはずなんだけど、私たちが行った時はまだ132号線が閉鎖されてて通れず、カラパナまで下ってから海岸線を東上するという遠回り。道路はまだ新しく、溶岩流が冷えたままの岩脈を何度も横切った。噴火の爪痕を感じた。

ポホイケビーチができた場所は、元々は「アイザック・ヘイル・ビーチパーク」というサーファーで賑わう岩場の海岸だったそう。今は黒い溶岩が盛り上がり、黒い砂の砂浜が三日月形に広がっている。できたばかりの砂浜らしく、砂の粒は粗めで石がゴロゴロ。波が寄せては返すたびに海底の石が押し流されてガラガラと音を立てている。こうやって黒砂ができてるんだよね。

写り込んだ人物が微妙ではある


石ゴロゴロ


ビーチパークには元々ボートランプ（自家用ボートを上げ下ろしするための陸から水に降りる坂道）があったんだけど、この夏の噴火でボートランプの周辺が溶岩流で固められ、ちょっとしたスイミングプール状態になっていた。「消毒してないから自己責任でね！」ってな看板もあってちょっとビビったんだけど、まーみんな水浴してるし大丈夫だろう！と思って相棒とピコちんと3人で入ってみたら水が温くてびっくり。火山の地熱による天然温水プールだった。

左手の土手の向こうが海


近くで水遊びしてた人に聞いたら、木々を分け入ったところにも地熱温水プールがあるというので、相棒が偵察に。雰囲気あっていい感じだよ！というので相棒両親も揃ってみんなで行ってみた。

こちらはプールというよりスイミングホールという感じで、黒い岩と熱帯の木や下生えに囲まれた。入ってみたらこっちはボートランプ下のプールより温かくて、ぬるめの温泉って感じ。ハワイで天然温泉露天風呂に入れるとはねー。




後で知ったんだけど、スイミングホールの方はハワイの温泉としては知る人ぞ知る・・という存在だったみたい。ブラックサンドビーチのできる前から、アイザック・ヘイルでサーフィンしてて体が冷えきったサーファーが暖まるのに重宝されてたらしい。そりゃー火山があるとこには温泉もつきものだよね、ということで温泉の国から来た人（＝私）としては、カリフォルニアの天然露天温泉に続きハワイでも温泉に入れてめでたしめでたしなのでした。

この日はクリスマス当日ということで、無事ホテルの部屋にサンタクロースも来てくれて、wiiのゲームを３つももらったピコちんは大喜び。一応はまだ信じてるのかな〜〜？

相棒両親も一緒にみんなでプレゼント交換した後、泊まってたホテルのレストランのブランチへ。ヒロではたぶん一番か２番目にいいホテルのレストランのクリスマスブランチということで、きちんとオシャレしたローカルのファミリーが大集合。開店前からお店の前に列ができてました。

相棒両親とピコちん＆相棒は朝一でジム行って運動してお腹をすかせておくほどの気合の入り具合。私もホテルの隣にあるリリウオカラニ公園（伊豆大島との姉妹島提携を記念したやや日本風の庭園）を散歩して、準備万端でした。

種類も量も味も大満足のビュッフェ。特にシーフードバー（シュリンプカクテル、冷製カニ、ポキ数種）、カルアピッグ（豚の丸焼き）、熱々のゆでカニ、肉汁滴るプライムリブに人気が集中。他にもお好みで焼いてくれるオムレツ、フレンチトーストやパンケーキ、ハッシュドポテトなどの朝食メニュー、充実したサラダバー、チャーハンや野菜炒め、マントウなどの中華などなど、ほんのちょっとずつでも全部は食べきれない種類のお料理が並んでいた。

デザートも種類豊富で、ケーキやムース、パイ、タルト、フルーツサラダなどなど。私はハワイっぽいハウピア＆タロチーズケーキをチョイス。ピコちんは初チョコレートフォンデュに大興奮で、満面の笑顔で巨大なタワーからとったパイナップルの一切れをチョコレートファウンテンにディップ！してた。

もうまっすぐ座れないくらい食べちゃって、その後は部屋に戻って消化休憩して、ようやく午後からポホイケビーチにお出かけできたのでした。

石灯籠＋ヤシの木＋朱塗りの四阿＋溶岩が混在するリリウオカラニ公園