泡盛・オヴ・ザ・イヤー ’05
またこの時期がやって来ました!そう、恒例の泡盛・オヴ・ザ・イヤー の発表です♪去年は無ろ過の泡盛にすっかりやられて今年も・・・と思ったんですけど(無ろ過の泡盛、今年はかなり種類が増えていますよね)去年と同じ様なものしか選ばなくなるようだったらもぉこんな事やめた方が良いと思いあえて、今年は違う路線を。と、いう訳で今年は・・・。●「龍 鍾乳洞貯蔵古酒16年 30度」(金武酒造)水の豊富な金武町にある酒造所で鍾乳洞で古酒を寝かせるという事でも有名な金武酒造の古酒です。まろやかな味と上品なのど越しの逸品です。割るのがもったいなくてストレートで飲み尽くしちゃいました(笑)実は最近、古酒の表示の仕方が変わったんです。今までは7年物の古酒に5年ものをブレンドしていても「7年古酒」と表示できていたんですけど現在は最も若い年数の表示にしなければならなくなったので「5年古酒」となるわけです。ちなみにブレンドというと聞こえが悪いんですけど決して昔の日本酒の様な悪どい理由でブレンドするわけではないんです。だいたい、泡盛を愛する沖縄の人の姿からはそんな悪どい事など想像できません^^代表的なブレンドの手法としては、仕次ぎという古酒の育て方があるんです。泡盛好きには普通に知られている古酒の育てかたで何年かおきに貯蔵した古酒の減った分を若いカメから継ぎ足す手法です。これは古酒の活力を取り戻し、量も減らないという画期的な方法なんです^^もちろん、家にあるビンで闇雲にやっても意味ないですよ(笑)だから一概に混ぜるのがいけないとも言い切れないんですよね。話は戻って龍。実はこの古酒、今年も色々な種類を飲んでそんな事を含めて滞在先のホテルの人と泡盛談義をしていたら翌日、僕のために取り寄せてくれたお薦めの1本だったんです。そんな沖縄の優しさの想い出を含めての選考でした♪