天心展第2部をご覧になって日本画の未来をイメージしましょう!
は~い,きんびーで~す!ここのところ天気はいいのに寒いなぁ。さてさて、天心展第2部の続きは,だれが紹介してくれるのかなぁ? こんにちは,きんびー!展示解説員のまいまいです。ブログ初登場で緊張するけどよろしくね! あ~っ,まいまいさんだ!昨日は,いばらきネットテレビの取材を受けてたよね? そうなの、天心展をご覧になって、その感想とともにFACE BOOKやLINE、Twitterなどで天心展のことを掲載してくださった方に、特製の缶バッジを差し上げているので、紹介させていただいたの。 なんだか盛り上がってたのは缶バッジのことだったんだね。 取材にいらしたレポーターの方々も、さっそく、Twitterなどで紹介してくださったので、缶バッジを差し上げました。 それで盛り上がってたんだね!スタッフの方々がスマートフォンや携帯電話の画面をまいまいさんに見せていたのは、そういうことだったんだ。 これから天心展にいらっしゃる方で、FACE BOOKやLINE、Twitterを利用されている方には,ぜひ掲載していただきたいわね。 そうだね。そうだ、それでさぁ、天心展の第2部だけど、今日はどんなお話をしてくれるの? 前回,まなみさんが天心展に第2部があることを紹介をしてくれたでしょう?今回は,どんな作品があるか紹介していくよ! わーい!ぼくすっごく気になってたんだ! じゃあ,展示室に入って正面にある「うつろふ」という作品からね。女の人がガラス戸を少し開けたその間に立っている様子が描かれているよ。ガラス戸には風景が映り込んでいるの。 どうしてタイトルが「うつろふ」なのかな? そうだね。作者の宮北千織さんは,「少しでも目線を動かせば,映り込んでいる庭の景色や室内の様子は万華鏡のように変化します。」と話しているの。 どういうこと? つまり,目線の変化によって,ガラス戸の向こうに見える室内の様子と,ガラスに映っている外の景色が見え隠れして,対象がチラチラとうつろう様子を描いた作品ってことなんじゃないかな。映り込んでいる景色が変化していく様子を想像すると面白いよね。 なるほど~。そういえば,前回まなみさんが第2部は大きな作品が多いって話してたけど… そうそう!「うつろふ」も大きな作品だよ。でも,もーっと大きな作品があるんだ。「時空霊(TOKIDAMA)」っていう作品なんだけど,なんと横幅約17メートル!これは東大寺の大仏様よりも大きいってことなんだよ。 えー!そんなに大きいの! 大きさもだけど,色使いもすごいんだよ!赤や青,緑などの色彩が強烈で,力強い生命力を感じるの。作者の濱田樹里さんは小さいころにインドネシアで暮らしていたんですって。熱帯地方のジャングルで,カラフルな動植物を目にしていたのかもしれないね。とても迫力ある作品だから,ぜひ展示室でご覧いただきたいです。 ううう…ますます作品を見たくなっちゃったよ~。 ふふふ,ごめんねきんびー! 天心展も残り10日となりました。お時間のある方はぜひ近代美術館へおいでください!ぼかしの彼方に天心や五浦の作家たちがイメージしたものを想像してみましょう!