172100 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

身体・感覚とアート

身体・感覚とアート

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ゆぱさん

ゆぱさん

カテゴリ

カレンダー

2005年01月04日
XML
カテゴリ:身体論の本
何気なくすごしていれば、何気なく生活できるのが今の世の中。でも、この本が本屋に山積みになっているということは、「でも違うなにか」を探し求める人が多いということのように思います。

『ナンバの身体論 身体が喜ぶ動きを探求する(矢野龍彦・他共著、光文社新書)』

この本のおもしろいところは、実際に動きを追求して、無名のバスケットボール部がインターハイ出場、東京都ランキング一位、全国選抜大会ベスト16という成果を出した過程がかかれていることでしょう。

出発点に、動きに対する発想の転換があるのです。

筋力をつける、ではなく『今の筋力をどうすれば100パーセント発揮できるかということを考える』

レベルが違うから、ではなく『自分よりも強くレベルの高い相手と闘うためには、常識的な当たり前のトレーニングを行っていたのでは、勝負にならないのではないか、と考えてみる』

常識的なものの考え方を前提にするのではなく、原点に返ってそこから考える、というこの発想が、現代に求められているからこの本は売れているのではないでしょうか。
発想を変えるためのいろいろなヒントが本書のなかにちりばめられています。

トレーニングに関してもこのようなアプローチになります。
『全身を効果的に動かすと、身体は疲労感でなく気持ちよさを感じる』
『自分の身体にとっての「楽」や「自然」を探すこと』

「ナンバ」という言葉にはさまざまな定義があることを紹介した上で本書では、『ナンバ=難場(難しい場・困難な状況)』と定義し、『難場をどのように身体(心)を動かして切り抜けていくか』を古武術の動きをもとに研究した内容が写真を多数入れたわかりやすい形で紹介しています。

本書はバスケットボールにナンバ的な動きを応用したのですが、実例が豊富なので、実際に取り入れて応用したい人にも役立つ入門書となっています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年01月04日 15時11分22秒
コメント(2) | コメントを書く
[身体論の本] カテゴリの最新記事


キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

Life style shop SAK… ゆすらうめマスターさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
リスクのクスリ 気世良世羅(ケセラセラ)さん
映画観覚 眺 望さん
銀座のアート日記 JAMアートさん

コメント新着

はんじょう@ Re:ご案内:大切なものを大切にするあなたへ~5月門間由佳ミニ個展 ご無沙汰しております。今回は包丁くん持…
ゆぱさん@ Re[1]:時間感覚がおかしくて当たり前(04/02) はんじょうさん 感情は行動の原動力なの…
はんじょう@ Re:時間感覚がおかしくて当たり前 そうですね、先ずは基本ロジックの再編、…

© Rakuten Group, Inc.