TVアニメ『ブラック・ジャック』、「Karte:16 ピノコ行方不明」、
「Karte:19 がんばれ古和医院」を見て衝動買いしてしまった、
ブラック・ジャック本。
まず、『ブラック・ジャック語録 心の傷を治す99の言葉』
しょっぱなに出てくるブラック・ジャックの言葉は。
「くだらんな!」
この一言だけで惚れるな(爆)。
ブラック・ジャックの人となりが凝縮されてるような一言。
人との係わり合いを避け、肩書や組織などにも興味なく、
感情にも流されず、「治して欲しければ金を払え」と言い放つ、
クールな一匹狼。
の一方で、「私は自分の命をかけて患者を治しているんです」
「それでも私は人をなおすんだっ。自分が生きるために!」
という熱さをも、併せ持つ。
そのギャップというか、外目には突っ張ってる人だけれども、
実は優しくて脆くて傷つきやすくて、そして私だけが、それを知っている…、
というのが、女心をそそります♪
「私は死にものぐるいでなおそうとする患者が好きでねぇ」
「そりゃァあんたが死ぬほどの苦しみをしてないからですよ」
死んだも同然な状態から蘇えり、
死ぬほどの苦しみを経験をしてきたブラック・ジャックだからこそ、
言える言葉。
不条理なことを言ってるようで、その実、一本筋の通ってる台詞の数々。
このブラック・ジャックの言葉を紡ぎ出してるのは手塚治虫なんだから、
手塚治虫がすごいのだけど、手塚治虫という作家の手を離れて、
ほんとに「ブラック・ジャック本人」の言葉のように感じる。
「漫画」だけども、「画」だけではなく、「言葉」にも表情があり、
そして、30年経った今でも、全く古びれることなく心に響いてくる。
そんな中で、一番泣かされた台詞は。
連載の最終回として描かれた、「人生という名のSL」の中で、
夢うつつのブラック・ジャックが、八頭身美女に変身したピノコに言う言葉。
「おまえ私の奥さんじゃないか。それも最高の妻じゃないか」
ずっと一緒にいながらも、妻とも娘ともつかぬ立場にいたピノコ。
孤独だったブラック・ジャックの、唯一の安らぎだったピノコ。
なんていうかもう、全てが報われた!って思う瞬間だよね、女なら。。。
お次は、『Black Jack ザ・コンプリート・ダイジェスト』
週刊少年チャンピオンに連載されていた分のみならず、
不定期掲載分も含め、ブラック・ジャック全話のあらすじと、数点のカット。
昔の彼氏と一緒にコミックス集めたんだけど、
そのままアチラにあるので(爆)、これは重宝です。
一話ごとに、泣いちゃいそうだよ…(涙)。
そして、連載でカラーで掲載された作品の中から11話を厳選した、
『ブラック・ジャック オールカラー版』と、
カラー表紙絵、扉絵、カットを集めた、『ブラック・ジャック画集』
これは、お宝ものですね。
やっぱりカラーっていいよね。
術野もリアルだし(笑)。
ブラック・ジャックとピノコの関係を表してるようなこのカットが、大好き♪
『ブラック・ジャック 『90.0%』の苦悩』は、
雑誌掲載分とコミックス全話からはじき出した、
ブラック・ジャックのプロフィール、患者数、手術の成功・失敗率、
報酬額などなど、ブラック・ジャックを「数字」で読み解く一冊。
興味深いのは、連載作品の欄外にある、「こぼれ話」「先生の近況」
「手塚治虫スター名鑑」なども網羅されていること。
ブラック・ジャックが掲載されていた時代や、手塚治虫や、
編集担当者の苦労?なんかも分かる、貴重な資料。
これらの本を読んで、大好きだったブラック・ジャックに、
ますます惚れ込んでしまいました。。。
芸能・野球ランキング、お陰さまでランクUP!
今日は何位でしょう…?
【参考】
Black Jack.jp
Tezuka Osamu@World
手塚治虫の部屋
ブラック・ジャック オリジナルサウンドトラック
◆そのほかブラック・ジャック本は→
◆そのほか手塚治虫の作品は→
◆手塚治虫グッズは→
BJ |