*モナミ* SMAP・映画・本
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『レミーのおいしいレストラン』 パリ郊外に暮らすネズミのレミーは料理に夢中で、 愛読書は今は亡き天才シェフ、グストーの料理書。 そんな彼が住みかを追われたどり着いたのは、 グルメの天国、パリ。 しかもあのグストーの残したレストランだったのだ! そこにはリングイニという新米シェフが、 何一つまともにできずにキッチンを右往左往していた。 レストランにとって、ネズミは史上最悪の敵。 だが、料理への飽くなき情熱を抑えられないレミーは、 またしても大失態をやらかしたリングイニを、 見事な料理の腕前で助けてしまう。 たとえ天才的な鼻と料理の腕を持っていたとしても、 レストランにネズミはタブー。 そこをあえて破っちゃうのが、さすがディズニー。 嫌われ者のネズミを人気者にする技は、お墨付き。 残飯をメインディッシュとするネズミに生まれたも、 食事は五感で味わうものだと譲らないレミー。 そして、自分の生きるべきところは下水などではなく、 レストランという表舞台へと出てきちゃう。 そこには、何をやっても続かなかった、リングイニという、 見るからに頼りなさそうな、今時の若者が。 レミーはネズミの世界では話せるけれども、リングイニを含め、 人間には「チューチュー」としか聞こえない。 言葉も通じず、大きさも全然違うけれど、 一人ぼっちという共通項を持った2人が意気投合するのに、 時間はかからず。 その無能っぷりに見るに見かねて手を出したレミーのお陰で、 リングイニの評判は上々。 となれば当然、2人の友情にも破綻の危機が。 そこを、レミーをとっ捕まえて店を乗っ取りたい2番シェフと、 かつてグストーの料理を酷評した批評家の2人を敵に回すことで、 再び強い友情を取り戻す。 リングイニのあり得ないドジっぷりに笑い、 レミーの鮮やかなリングイニ操作(笑)と料理の腕に感心し、 2人(1人と1匹?)のコンビネーションのよさに喝采し、 そしてなぜか、鼻の奥がツーンとしてくる。 動物の毛の質感や水の質感には定評のあるピクサー。 アニメーションに食べ物はタブーと言われるほど難しい、 食物のみずみずしく、見るからに美味しそうな質感を、 よくぞここまで出せたと感心。 ネズミがシェフなんかになれるハズがないと、 諦めなかったレミー。 レミーの尊敬するグストーの言葉、 「一流シェフになるのは難しいけれど、料理は誰にでもできる」 それは料理だけではなくて、すべてに言えること。 ディズニー映画であるから、当然そこには、 説教じみた教訓が含まれているのだけれど、 それをそうだと感じさせず、笑って泣いているうちに、 色んなことを考えさせられる。 「夢を諦めちゃいけない」だとか、 「やる前からダメだと決め付けちゃいけない」だとか、 普通だったら考えるのもなんか照れくさいようなことを。 それこそがディズニー映画のマジックなんだろうな、 と思った1本でした。 オリジナル・サウンドトラック
【参考】 『レミーのおいしいレストラン』 公式HP
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
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