伯母に試写会に誘われたので、行ってきました。
「『ゴースト』って映画の試写会、行かない?」と仕事中にメールが来たので、
どんな映画かも確認せず、休みだしということで「いいよ」と答えたのですが、
帰ってその映画を調べたらば…。
「1990年に公開され、大ヒットした『ゴースト/ニューヨークの幻』の舞台を、
現代の日本に移して日韓俳優で描く切ないラブストーリー。」
へ?
あの感動のラブストーリー、『ゴースト/ニューヨークの幻』をリメイク?
しかも舞台は日本?
日韓俳優で??
もうこの時点で、痛い悪寒マンマンだよね(爆)。
あの、切ない純愛に泣いた『ゴースト』をですか?
あの、名曲に涙した『ゴースト』をですか?
あの、中居くんと拓哉が一緒に観に行ったという『ゴースト』をですか??
あぁもう絶対あり得ないわ、絶対つまんない、と確信したんだけれども、
まぁでもOKしちゃったし、ということで、クソ寒い中、行ってきました。
会社経営者として多忙な日々を送る七海(松嶋菜々子)は、
ある晩、陶芸家志望の韓国人青年ジュノ(ソン・スンホン)と出会う。
やがて2人は運命的な恋に落ち、幸せな生活が始まった矢先、
七海はある事件に巻き込まれて突然命を落とす。
彼女の魂は天国へ行くことを拒み、ゴーストとなって、
愛するジュノのそばに寄り添うことを選ぶ。
始まって1分で、チャンネル変えたくなりました(無理)。
ベッドで寝ている松嶋菜々子の裸の背中ショットから始まるとかね。
狙ってるとしか思えないよね。
ちっともやり手社長には見えないし(彼女が悪いわけではない)、
うわー老けたな…と思ったし、こんなに演技下手だったっけ?
と思っちゃうほどぎこちない演技に、感情移入どころか、
寝ようにも寝られずイライラ(爆)。
ソン・スンホンも、やたら筋肉やら汗やら涙やらアピールで、
(彼が悪いわけではない)、あぁそっち狙いか、と納得したけれど。
そして、ろくろシーンであの音楽。
カンベンしてくれ、と。
歌ってるのは誰だ?
決して歌ってる人が悪いわけではない。
ただ、オリジナルへの思い入れの方が深い、とでも言いましょうか。
いや映画そのものも、オリジナルと比べなくても、こりゃ酷かった。
金返せ、と。
試写会なのでタダだけど。
交通費返せ、と。
定期なのでタダだけど。
何度も言いますが、俳優陣が悪いわけではない。
こんな映画を作ろうとした、リメイクしようとした人たちが、痛い。
いや、リメイクはいいとしても、このクオリティは、ないでしょ。
この程度なら、TVドラマの方が全然マシ。
金払って観るものじゃない。
しかし前の席のおばさまは、涙をぬぐってたから、
まぁいい人には、よかったのか…?
完全に、そっちのおばさま向けだよなこりゃ。
というか、終わって会場からぞろぞろ出ている時に若いお嬢さんが、
「もともとの『ゴースト』って見たことないー」って、あぁそうか、
オリジナルを見たことなければ、これでもいいのか…、と思ったけど、
いいのか?いいのか??
いや、絶対によくない。
オリジナルがあってもなくても、これはないんじゃないかと。
これがオリジナルだったとしても…うーん、厳しいかもしれないけど、
ヘタに「リメイク」なんて銘打っちゃうからさ、余計にさ。
馬鹿にすんなよ、と(してない)。
唯一、樹木希林が出ているシーンだけが、よかった。
そんなにけなすなら書かなきゃいいじゃん、と思われるかもしれませんが、
ただ時間を無駄にするのは悔しかったので(笑)見たんだぞ!という記録で。
オリジナル・サウンドトラック
やっぱりこっち↓だよね。
『ゴースト/ニューヨークの幻』
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【参考】
「ゴースト もういちど抱きしめたい」オフィシャルブログ
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