苹果搾汁廠(サイダー・ミル)
10月も早くも半ばになろうとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。おはまは8月末にミシガン州の運転免許を取得し、ようやくこちらでの生活体制が整いました。例年、9月には涼しくなるというミシガンですが、今年はハリケーンの影響か蒸し暑く、先週あたりからようやく秋めいてきたところです。木々が色づき、ダウンタウンはオレンジや紫のハロウィーンディスプレイ一色。まだ寒くなるには少し時間があるので、天気が良い日はドライブも快適です♪◎PARMENTER'S CIDER MILLさて、ミシガンはリンゴの産地でもあり、秋にはアップル・ピッキングを楽しむ人も少なくありませんが、アップル・ピッキングよりもっと手軽にリンゴを楽しむなら、秋の風物詩「サイダー・ミル」です。アップルサイダーというと、日本人はシュワシュワした炭酸飲料を想像しがちですが、リンゴ果汁を搾った食物繊維たっぷりのジュースのこと。このアップルサイダーを搾る機械がサイダー・ミルで、サイダー・ミルのある工房では、シーズンになると作りたてのジュースと手作りのドーナツを販売します。 ↑近所にある有名なサイダー・ミル。リンゴの看板がかわいい。 ↑サイダー・ミルの周辺にはちょっとしたフリーマーケットもできる。8月末に営業を開始したと聞いて近所のサイダー・ミルに行ってみると、すでにシーズンを待ちかねた人々が続々とサイダーとドーナツを買いに訪れていました。周辺には手作りのアクセサリーやファッジ(キャラメル風のやわらかいキャンディ)を売るマーケットや子供の遊具、椅子とテーブルなどがあり、購入したものをそこで食べることもできます。サイダーを搾る工房をのぞいてみると、どうやら日によって原料のリンゴの種類が変わる模様。 ↑本日のリンゴはマッキントッシュ・ポーラレッドとゴールデンデリシャス。サイダーのサイズはパイント(カップ入り、$4)と、クウォーターガロン($5)、ハーフガロン($6)、1ガロン($9.25)の4種類。ドーナツはプレーンとシナモンシュガーの2種類あり、シングルか半ダースorダースで注文するシステム。おはまはドーナツ半ダース(プレーン×3、シナモン×3)とサイダーのハーフガロンを購入。アップルサイダーは酸味が強く、リンゴそのものの味がして美味(食物繊維が豊富なので、飲みすぎるとお腹が緩くなるとか)。ドーナツは素朴な味がして、思ったほど甘くなく、サイダーの酸味と良いバランスです。 ↑サイダー&ドーナツを販売するカウンターにはすでにけっこうな行列が。 ↑アップルサイダーは、まさにリンゴ100%の無添加という味がする。後日、別のサイダー・ミルのサイダーも飲んでみましたが、こちらは少し甘めでこれまた美味でした。サイダー・ミルによって、また日によって(原料のリンゴが違うので)味が違い、まるでリンゴを食べ比べているよう。スーパーマーケットでも地元産のアップルサイダーとドーナツが売られているので、シーズン中にいろいろ試すのも楽しいかも。