カテゴリ:上海生活
女性も働くのがあたりまえの中国では、家庭料理=「家常菜」を食べさせる食堂がたくさんあって、庶民の胃袋をがっしり支えています。
今日はおはまの行きつけ家常菜、雲南路の「来得福」をご紹介。 ◎雲南路美食街 淮海中路と淮海東路の境目あたりから北に伸びている細い雲南路は「上海の銀座」って感じの淮海路とはうって変わって庶民的な食堂街。 歩きながら食べられるウイグルのごまパンや羊肉串(ケバブ)、家常菜の食堂、火鍋(辛い鍋料理)の食堂、ウイグル料理のレストラン…などなど、せいぜい500mくらいの通りには食べ物屋がぎっしり並んでいます。蒸し鶏が有名な「小紹興」もここ。 海鮮レストランの前には、名前の分からない魚や海老、貝、なまこや謎の生き物など、これからご馳走になる食材がたくさん並べられていて楽しいです。 ←「来得福」は靴屋のとなり。 ◎注文のしかた 雲南路の小さい食堂はだいたい2階建て。「来得福」も半地下と半二階の二階建ての造りです。 お店に入って好きな席に座ったら、ちゃきちゃきした小姐が「蓋飯にする?炒菜にする?」と聞いてきます。 蓋飯というのはぶっかけご飯で、地元の人は日本の牛丼みたいなノリで食べにきてます。ふつうのお皿の料理を食べたい場合は炒菜(=単品の炒め物)にする、といって菜単(メニュー)をもらいます。 メニューには小皿の冷菜(前菜)から野菜、肉、魚とスープ、ご飯類、点心、飲み物とあるので好きなものを選びます。 高級レストランと違うので、前菜から炒飯へのバランスは気にせず、ご飯とおかずだけなど好きに頼んでOK。白いご飯が食べたくなったら「米飯」と伝えれば小さい茶碗に入れたご飯を持ってきてくれます。 ◎アクセス 【バス】 豫園方面から911、920、945路線など、徐家匯方面から920路線、虹橋・古北方面から911、945路線などで、いずれも「西蔵南路」下車。911、920、945はどれも淮海中路を通っているので、ショッピングの途中からでも乗れます。西蔵南路と淮海中路の大きな交差点を東に渡ってすぐ。 【地下鉄】 1号線「黄陂南路」か「人民広場」駅、2号線も「人民広場」駅が最寄ですが、けっこう歩きます…だいたい20分くらい。 ◎予算 前菜が4~8元(約60~120円)、炒め物が10~30元(約150~450円)、海鮮などはやや高めで40元(約600円)くらい。ビールは大瓶が4元(約60円)。1人あたり20元くらいでお腹いっぱい食べられます。 ◎おすすめメニュー 「黄韮炒蛋」(黄ニラと卵の炒め)、「蕃茄鶏蛋」(トマトと卵の炒め)、「青椒土豆絲」(ジャガイモとピーマンの炒め)「木須肉」(きくらげと卵の炒め)、「魚香茄子」(なすの辛みそ炒め)、「皮蛋豆腐」(ピータン豆腐)…などたくさん。 家庭料理なのでたいてい何を頼んでもはずしません。メニューの字づらで料理が分かるので頼みやすいんですが、失敗すると鶏の爪先とか出てきます。 ←「蒜泥黄瓜」と「麻辣豆腐」…どっちもお気に入り。 ◎評価 味 ★★★★☆ サービス ★★★★☆ ローカル度 ★★★☆☆ お一人様度 ★★★★☆ フォーマル度 ★☆☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月10日 23時46分35秒
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