カテゴリ:上海生活
上海老街を歩いて豫園商場を通り過ぎると現れる、小ぢんまりした中国寺院「城隍廟」。線香の香り漂う金色のお寺にはお参りする現地人と観光客の姿が入り混じり、ちょっとほっとする雰囲気。
←お寺の中はこんな感じ。 ◎お寺のうんちく 説明文によれば、もともと「城」は城郭、「隍」はそれを取り囲む河のことで、そこを守る神様が城隍神。その信仰は古く周代まで遡って原型を見ることができるそうで、明代に祭祀の法が整備されたときにちゃんとした廟として成立したとか。確かに豫園一帯はむかし城壁で囲まれていたエリア(今は城壁跡が「人民路」「中華路」という道路になってる)。要するにその土地の守り神を祀ったお寺ということらしいです。 ◎お参りのお作法 金色の神様に向かってお参りする現地の人を観察すると、まずひざをついて手を合わせお祈り。そしてそのまま体を三回折って額づきます。そしてお賽銭箱に小銭をちゃりん…と。観光客は別として、中国人は若い人もみんなこうしてお参りします。 お堂の手前に大きな香炉があるので、線香を買ってそれを振りながらお祈りする人や、神牌(絵馬のようなもの)を申し込んでいる人もいて、中国人の「福」と「財」への神頼みっぷりが興味深いです。 ◎アクセス 【バス】 上海駅から929番バス、人民広場から980番バスなどでそれぞれ福佑路下車。南へ徒歩5分くらい。「上海老街」のゲートをくぐって、方浜中路(上海老街)を東へ進むと豫園商場、そこを通り過ぎてさらに徒歩1分。 【地下鉄】 2号線河南中路駅または1号線黄陂南路駅からタクシーで河南南路×方浜中路まで。歩くとどちらもちょい遠いです。 ◎予算 入り口に入場券売り場があるので、そこでチケットを買います。1人/5元。線香は2種類あって「全家福」が5元、「財神香」が10元。 ◎評価 価格 ★★★☆☆ 必見度 ★★☆☆☆ おもしろ度 ★★★☆☆ ツウ度 ★★★★☆ ローカル度 ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月23日 00時16分18秒
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