テーマ:猫のいる生活(139008)
カテゴリ:猫日記
揺れた。
地震である。 ニュースではマグニチュード5.5. 震度5強。 それでも猫屋敷の冷蔵庫と食器棚の中身は飛び出して散乱。 足の踏み場も無いため仕事を休む羽目になった。 オマケにチョビの姿が無い。 「絶対1階には下りてない」と断言するいらんことしいの発言を鵜呑みにした私は、寝室の窓が開いていることを指摘。 超ビビリのチョビだから、ケツから転げ落ちたんじゃないか?と詰め寄った。 彼は未だにタバコが止められないのである。 地震が起きたのは朝。 私は出勤途中だった。 俄かにハンドルを取られたかと思うと、川向こうに見えていた瓦屋根の家々が土煙を上げている。 と同時に尾根は崩れ落ち、瓦も滑り落ちていった。 人間、咄嗟におきた出来事は信じられないものである。 後で知ったことだが、特に被害がおおきかったのは数キロ。 しかしその数キロの末端に猫屋敷があったからたまらない。 私は職場に遅れると告げUターン。 片付けながらチョビを探すことになった。 炎天下。 探しても探してもチョビの返事は無い。 それから12時間以上が経ち・・・下駄箱の奥から彼は出てきた。 おい。 すっかり日に焼けてヒリヒリした顔だが・・・居た事の安堵で帳消しになった。 しかし、いらんことしぃの言葉は信用できないというのも事実となった。 これだけ探してもいないとなると長期戦だと覚悟した。 ともかく。 疲れたので寝る。 明日は職場とアドバイス頂いた獣医師に菓子折り持って挨拶回りだ。 普段は桜色の鼻のチョビ。 見つけたときに彼の鼻は梅干色だった。 一日、本当に怖かったろうと思うと涙が出た。 余震はまだ続いている。 外猫のちゃあも午後8時には私の呼びかけに戻ってきた。 暫くは片付けに追われそうだ。 これで津波が来ていたら・・・ ある人は頑張れと声をかけてくれた。 でも頑張っている以上に頑張れないのだ。 暫く猫屋敷は片付けに追われるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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