テーマ:猫のいる生活(139006)
カテゴリ:猫日記
本日、退院予定だったソクラテス。
夕方に容体が急変し、治療の甲斐無く29日20時25分、虹の橋を渡りました。 ブログのタイトルにもなりましたソクラテスは、19歳の長き生涯の殆どを交通事故による失明がきっかけでハンデを持ちながらの生活を余儀無くされましたが、事故後も他の健常な子と殆ど変わらず自由闊達に動き回り、私達家族の一員として多くの思い出を残して旅立ちました。 事故に遭った事は不幸な出来事でしたが、ハンデにも負けず日々精一杯に生きる様は、私達に多くを教えてくれました。 猫ブームの陰に潜んでいる殺処分にも目を向けさせてもくれましたし、ペットフードの危険性についても学ぶ機会を与えてくれました。 私は彼らの保護をきっかけに、彼らと知りあわなければ多分一生知らなかった動物実験の背景も垣間見る事ができました。 動物愛護法の改定にも一石を投じる働きができたことも、彼らの様な不遇な野良猫を1匹でも救いたい思いが大きな原動力になりました。 最初、それはとても小さな呟きだったと思います。 SNSの普及が追い風にもなり、今では多くの人々が知るところとなりました。 ただただ感謝の一言です。 ありがとうソクラテス。 本当にお疲れ様。 彼は夕方、退院に向けての最後のカテーテルで栄養補給をしようと診察室へ向かって間も無く、呼吸困難に陥り、急遽退院は取り止めになりました。 それから2時間もしないうちに息を引き取りました。 見事な最期だったと思います。 入院中のサブにお別れをした後に帰宅しましたが、帰宅してシニアの部屋に入ると入院直前まで寝食を共にしていた姪のルーシーがソクラテスの傍に座って彼へ毛繕いをしていました。 まるで「長年、お疲れ様。」と労をねぎらっているかの様でした。 本当に、言葉以上のものを感じずにはいられませんでした。 ソクラテスの傍体を暫く離れなかったルーシー(左) 今は重かった体を置いて身軽となり、姉妹や親猫に再会していることでしょう。 本当に長い間、私を支えてくれてありがとう。 安らかに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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