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天野 みよ子

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2012.10.11
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カテゴリ:feeling



   目上の人には遠慮して何も言えないというのもそうですが、
   ただ波風立たない小さくまとまった世の中ではつまらない。
   人の気持ちが分かる人もわからない人も、
   お互いの存在を許し合えるのが理想かもしれない。


   言葉を交わさずとも相手の気持ちを察するのは、日本文化の美徳で、大切なこと。
   ただ、注意したいことは、日本では自分の考えをはっきり言葉にするのは、
   厚かましい、出しゃばりと否定的にとらえられがちだが、
   欧米では自分を表現しないことは、考えを持たない人間とされ、
   マイナス評価につながる。

   グローバル化が進む今日の社会では、価値観が全く違う人と接する機会が増える。
   「察する文化」だけを美徳として、考えを明らかにするのを怠ると誤解を生み、
   かえってリスクを背負うことになる。



   一番良いのは周りの空気をわかった上で、堂々と自分の意見を言える人だ。
   けれど、自分の意見を言うからには、それなりの根拠が必要で、
   そのためには勉強をしなくてはならない。
 
   大事なのは、その努力だ。
   若いうちは努力の方向や結果が間違いであってもいい。
   自分の意見を言おうとする人には、軌道修正のチャンスはある。
   周りから叩かれたりして、間違いが間違いだとわかるから。







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最終更新日  2012.11.29 09:20:21
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