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森の声

森の声

2012.11.23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
意外かも知れませんが、基本的に子どもは一人では遊べません。子どもが遊ぶためには「相手」が必要なのです。

そういうことを言うと「そんなことないわ、実際にうちの子は放っておいても一人で遊んでいるから」とおっしゃるお母さんも多いと思います。でも、一人で遊んでいる子に笑顔はありませんよね。

子どもが一人で何かをしている時には、「実験行動」や「探索行動」をしていることが多いです。

そしてこれらの多くは、お母さんにしたら「いたずら」や「困ったこと」ばかりです。また、時には危険を伴います。

ですから、その「実験行動」と「探索行動」を嫌がるお母さんは、子どもを「目が届き、安心で安全な場所」に囲い込みます。

そして、おもちゃを与えます。

でも、お母さんにとっての「安心で安全な場所」は、子どもにとっては「退屈な場所」なのです。しかも、子どもを「安心で安全な場所」に囲い込んだお母さんは、安心して子どもを一人にして、自分のことを始めてしまいます。

そして、子どもは孤独になります。

また、囲い込まれていなくてもおもちゃで一人で遊んでいる子もいます。でも、実はそのような子も孤独を感じているのです。

子どもが一番嫌うのは「孤独」です。だから、一人で放って置かれていたり、お母さんの気持ちが妹や弟の方に行っているような時には、子どもは孤独を癒すために、お人形や電車などの「擬人化できるようなおもちゃ」に「仲間」を感じて一緒にいようとするのです。

大人の目には「おもちゃ」で遊んでいるように見えても、子どもはその「おもちゃ」に自分の心を投影して、「疑似他者」として対話しているのです。そして、「孤独」を癒そうとしているのです。

ですからその「おもちゃ」は、「おもちゃ」であっても「おもちゃ」ではないのです。子どもにとっては自分の分身なのです。独り言が多いのもそのためです。

そして、だから他の子には貸すことが出来ないのです。

実際、子どもが執着し、どんな時にでも手放そうとしないおもちゃの大部分は「擬人化できるおもちゃ」です。無機的な「積み木」や「レゴ」を手放せない子どもは見たことがありません。

ただ、そういうおもちゃは子どもの心を守るためには必要なので、無理に取り上げない方がいいです。

またそういう「遊び」が悪いということもありません。子どもは一人遊びを通して、自分の心と向き合い、自分の心育てを支える働きもしているからです。

でもそれは、基本的には「孤独を癒すための遊び」であって、子どもの意識や知的な成長に必要な刺激を与えてくれる遊びではないということです。

一人遊びは、「子どもの今」を支える遊びではあっても「子どもの未来」を支えてくれる遊びではない、という言い方も出来ます。

それはテレビやゲームでの「一人遊び」でも同じです。子どもはテレビやゲームでの一人遊びを通して「孤独」を癒している可能性もあるのです。

でも本当は、子どもの成長には親や仲間といった「本当の他者」が必要なのです。だからこそ、子どもはお母さんや仲間と遊んでいる時にはあふれるほどの笑顔を見せてくれるのです。その笑顔は「一人遊び」の時には見ることが出来ません。

山ほどのおもちゃを与えても、一人だけで放っておかれたら、子どもはいつまでも「自分の世界」から出てくることが出来なくなり、成長できなくなってしまうのです。

何十万円と高価な「知育おもちゃ」を与えても、人間が関わらなければ子どもの意識や知能は成長しないのです。


でも、一般的な状況の中での「一人遊び」ならそれほど心配する必要はありません。むしろ適度な一人遊びは必要だと思います。

むしろ、「一人遊びが出来ない子」の方が問題が大きいと思います。そのような子は他者に依存するばかりで、「自分の心」と向き合うことが出来ません。また、そのような子の遊びを広げる方が困難です。

一人遊びが出来る子の場合は、その一人遊びを広げるという形で大人が関わっていくことが出来ますが、自分から遊ぼうとしない子の場合はとっかかりがないからです。

お母さんが、先回りして、先回りして関わり過ぎてしまっている場合、子どもがそのような状態になってしまうような気がします。

そのような状態になってしまっている子の場合は、「一人だけの退屈な時間」が必要になります。

子どもが自分の意思で動き出すためには「退屈」が必要だからです。

でも、一人で遊べなくなってしまっている子はしつこくお母さんにまとわりつくでしょう。

また、虐待を受けている子にもそのような状態が見受けられるようです。そのような子は自分と向き合うことが出来ないので、一人遊びも出来ないのです。

そして、孤独から逃れるために必死に誰かにすがります。

その状態は、一見人見知りしない「社交的で好ましい状態」に見えるのですが、子どもの場合、人見知りする方が普通なのです。誰かれ構わず遊んでもらおうとするのは普通ではないのです。





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Last updated  2012.11.23 17:00:30
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Re:「子どもとの遊び方」(一人遊び)(11/23)   Rio013 さん
森の声様

すみません、くだらない質問かもしれません。
うちの子(2才6ヶ月)はとにかく一緒に遊んだり、一緒にやりたがります。たまに1人で何かやっている時もありますが、これが「ひとり遊び」ってことなのかな???と思ってしまいます。

何故かというと、おもちゃで大人から見て分かりやすい遊びをしているわけではないのです。たとえば、プラレールとか積み木とかではなく、私が台所仕事をしていれば、台所の引き出しから面白そうなもの(製氷器とかタッパーとか)を出して何かしていたり、洗濯物をしている時はその部屋にある物をいじってみたり。
今日は息子は先にご馳走様をして私がまだ食べている時に、隣でタオルをソファから垂らして「つれたー!」「サメ!」と言ってタオルを渡してくれたりしていました。

他の子たちをみたり、他のママの話を聞いたりすると割とお気に入りのおもちゃで延々と1人で遊んでるというのですが、そういうことはないんです。

一緒に遊ぶことは多いのですが、逆にそのせいでひとり遊びが出来ない子なのかな?構いすぎたのかな?と思ってしまいました。

今日は食器の片付けをしていたら、遊ぼう!と来たのですが、今片付けしてるから待っててね〜。一緒にやる?と聞いたらいなくなって、しばらくして見たらうさぎのケージの前にまーるくなって寝転がっていました。

「全部終わったよー!あそぼう〜♪」と言ったら、「ぼくね、さみしくないんだよ。きなこ(うさぎの名前)といっしょにいたからね。」と言われてしまいました(*^^*)
「そっか、きなこと一緒だったんだね。でもちょっとは寂しかったのかな〜?」と言ったら抱きついてきてくれたので、少し抱っこしてから2人でチャンバラをして遊びました。

プレイパークに行くと1人でふら〜っとどこかにいって何かしています。土の塊を投げたり、小さい小屋の屋根に登ったり。でもしばらくすると、お母さん見てて!一緒にやろう!となります。
一緒に遊べるうちはたくさん遊びたいなぁと思っていたけど、自分と向き合う時間も大切ですよね。 (2017.10.27 20:52:40)

Re[1]:「子どもとの遊び方」(一人遊び)(11/23)   森の声 さん
Rio013さんへ

お子さんの状態はこの年令の子どもとしては全く普通です。

Rio013さんは考えすぎです。

目の前のことに集中して、目の前のことを楽しんで下さい。 (2017.10.28 06:40:44)

Re[2]:「子どもとの遊び方」(一人遊び)(11/23)   Rio013 さん
森の声さんへ

そうですね。もともと心配症なところがあり、産後その傾向が強くなってしまいました。。。

楽しんではいるんですが(*^^*) (2017.10.28 20:54:07)

Re:「子どもとの遊び方」(一人遊び)(11/23)   のこの さん
我が子はマスが5歳なのですが、一人遊びができません。

妹だ9歳の姉がいます。姉は自立しています。

次女は何かを提供されないと自分から何かで遊ぶ事をせず、おもちゃも塗り絵も折り紙もたくさん遊具はあるのにソファーでダラーっとして、テレビつけて!とねだります。

私はなるべくテレビはつけずにいるのですがさうしているとぼーっとしているだけです。

塗り絵や折り紙を提案してもつまらないと言ってやらないか、直ぐ飽きます。

ただカードゲームは好きでやろうやろうといってきます。1日に何度も何度も同じゲームを。

どうしたら良いのか悩ましいです。 (2019.08.22 00:22:16)

Re[1]:「子どもとの遊び方」(一人遊び)(11/23)   森の声 さん
のこのさんへ

お子さんは憂鬱質か多血質なのではありませんか。

憂鬱質も多血質の子も一人はイヤがりますから。

>ただカードゲームは好きでやろうやろうといってきます。1日に何度も何度も同じゲームを。

付き合ってあげて下さい。

成長と共に他のことにも興味や関心を持つようになると思います。
(2019.08.22 18:45:23)


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