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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2017.08.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日はちょっと脇道にそれます。

私が今のような活動を始める原点の所に、「東京賢治シュタイナー学校」の創始者である故・鳥山敏子と、昨日、本をご紹介した「大阪 からだとこころの出会いの会」(通称 からころ)の松井洋子の二人がいます。

鳥山敏子は「賢治の学校」の提唱者であります。私も一応「茅ヶ崎賢治の楽校」という会を主宰しています。(最近はその名前は使いませんが、鳥山さんに直接ことわって始めました。30年以上も前のことです。)

その二人の上流には以前ご紹介した、演出家の竹内敏晴と、野口体操の野口三千三がいます。

私は竹内さんのレッスンは受けたことがありませんが、鳥山さんや松井さんといった竹内さんのお弟子さん達のレッスンは受けました。

野口三千三さんのレッスンも受けたことはありませんが、野口さんに直接学んだ舞踏家であり友人の三上賀代さんから野口体操を学びました。

その、竹内敏晴と野口三千三との繋がりの中に、このブログでも時々名前が出てくる友人のかめおかゆみこさんがいます。

この流れの人達は「心」と「からだ」を分けません。
「心」は「からだの現れ」であり、「からだ」は「心の現れ」であると考えます。

私はそこに、太極拳や、古武術や、システマといった武術から得た身体感覚を加えて自分のワークを作っています。それは実際に「人のからだとからだが触れあう場」でしか体験できない身体感覚です。

ですから、ヨガのように一人で行い体験する身体感覚とは異なります。

「他者にしか感じることが出来ない自分のからだ」もあるのです。
それは、「抱かれている子どもにしか感じることが出来ないお母さんのからだ」があるということです。

それはまた、「外国人にしか分からない日本人らしさ」というようなものでもあります。
でも、それが分からないと「本当の自分」は分からないのです。

人が「本当の自分」と出会うためには「他者」が必要なんです。必死になって「自分」と向き合っても「自分」のことは分からないのです。

竹内敏晴さんはその「他者」を、「自分」に気付き、「自分」を変えるための非常に重要な要素に据えました。

人は「他者」と出会うことで。「自分」と出会うことが出来るのです。その気付きがあれば人は変わることが出来るのです。


私は、「子どもの遊び」、や「親子遊び」の指導もしていますが、「遊び」を専門に学んでそのような指導をしているわけではありません。

保育学科や教育学科を出たわけでもありません。「遊び」や「子育て」とは全く無関係な「物理学科」の卒業です。

「子育て」のワークや講座も持っていますが、大学で「子育て」について学んだわけでもありません。

大学の時私が興味を持って学んでいたのは、文化人類学や、自然人類学や、宗教や、芸術についてでした。とにかく「人間」に興味があったのです。

インドに行ったのも、「人間」を体験するためでした。ガンジス川のほとりで人を焼くところも見てきました。

でも、30数年前に鳥山敏子さんや、松井洋子さんの本と出会い、実際にワークに参加して感じたのは、「私が求めていたのはこれだ」という実感と、「これなら自分でも出来るし、またやってみたい」感覚でした。

本では学ぶことが出来ない学びの宝庫を発見してしまった感じです。
そこには「人間そのもの」がありました。
人間は人間と出会うことで人間になることが出来るのです。

また、そのような活動に知識は必要ありませんでした。子どもと遊ぶのに、「遊び方」や「子どもについての知識」は必要がないのと同じです。

分からなきゃ子どもから学べばいいのです。
私はただ子どもがやりたいことを感じ、それを形にし、増幅するだけです。
ですから、専門の学校を出ていない私でも何の問題も感じませんでした。

それは大人のワークでも同じです。

相手を肯定し、相手を受け入れ、相手が考えていること、感じていることを増幅して、相手に分かる形で返して上げるだけで、相手は自然に自分の力で変わっていくのです。

そしてまた、子育てでも同じです。

お母さんが頑張って教えようとしなくても、子どもとちゃんと向き合って、子どもを受け入れ、共感しながら生活していれば、子育てに関する知識などなくても子どもはちゃんと育っていくのです。

むしろ知識は有害になることが多いのです。

ボールが飛んできたら捕るか、避ければいいのです。そこに知識は必要ありません。

「ボールが飛んできた、どうしようか」と本を開くような人はケガをするだけです。

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今日は、鳥山敏子の本をご紹介させて頂きます。














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Last updated  2017.08.16 10:35:41
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